あきこさん(45歳)
クリニックが改築工事のため2026.11月から半年ほど休診します。
2026.5月に採卵したばかりなので休診前までに採卵または移植がおそらくあと2回チャンスがあります。
現時点で分割期胚3個、拡張胚盤胞2個の凍結胚があります。
今後の治療として、休診前に採卵1回と二段階移植1回をするか、二段階移植を2回するかを検討しています。
夫は採卵と移植をするべきだという意見です。
確かに休診前に少しでも年齢を重ねないうちに採卵したほうが良いと思います。
しかし、その方法だとおそらく移植は2027年5月と7月の2回で、もし成功したら出産が48歳近くになり体力的にも高齢のリスクも心配です。
私は休診前に二段階移植を2回して、残りの胚は諦めたほうがいいのではと思っています。
ほかにどういう治療方針が考えられるでしょうか。先生でしたらどのような方法をおすすめされますか。
また分割期胚3個、拡張胚盤胞2個の凍結胚がある中で、二段階移植はどの組み合わせがよいか知りたいです。
井上先生にお聞きしました。

【医師監修】井上 善仁 先生 昭和59年3月、九州大学医学部卒業。同年4月、九州大学医学部婦人科学産科学教室入局。平成20年4月、福岡大学病院准教授。平成28年7月に井上善レディースクリニックを開院。スタッフ一同が協力して良いクリニックを作っていき、一人でも多くの患者さんに満足していただけるよう努力している。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
かなり難しい相談ですね。以下個人的意見として回答致します。
採卵をかなりの回数受けておられ、現在分割期胚が3個、 拡張胚盤胞が2個あるということで、 採卵して1回の移植をするべきか、 移植2回をするべきかを悩んでおられるとのこと、 難しい質問です。自費診療ですから経済的にも大変かと思います。
胚盤胞の胚質の情報がないので、 正確なお答えになるかどうかやや不安ではありますが、 個人的な意見としては分割期胚1個と胚盤胞1個を2段階移植され ることを先行することをお勧めします。 胚盤胞の2個移植と妊娠率はあまり変わらず、 双胎妊娠となる確率はやや低いからです。 その後にまた採卵を希望されるのであれば、 時間の節約のため休診されるクリニックから他院へ( 一時的でも良いので) 紹介して貰って早めに採卵を開始するのが最善ではないかと思いま す。