【Q&A】受精しない。休むのもアリ?~浅田先生【医師監修】

りくさん (39歳)

年齢も39歳になり夫は45歳。40歳までの治療にしようと私の中では決めています。

ラエンネック、ゴナールエフと使っていますが、まず受精をしません。プレドニンの処方もありますが効果を感じれません。
クリニック側からは毎回こうしましょうとか薬を変えましょうとか提案が色々あるので不安はないのですが、ここまで受精をしないと何か別のアプローチがあるのでしょうか?

受精をしないとなると卵子側の問題だと思い、できる事はやり尽くしている感じがしています。
一度治療を休んだ方がいいのかとも思うのですが、年齢的な事もあり休んでも結果が良くなるのか分からず不安です。

浅田先生に聞いてきました

【医師監修】浅田レディースクリニック 浅田義正 先生
名古屋大学医学部卒業。1993 年、米国初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精を研究。帰国後、日本初の精巣精子を用いた顕微授精による妊娠例を報告。現在、愛知県の名古屋駅前、勝川、岡崎、東京・品川にクリニックを開院。著書に『不妊治療を考えたら読む本』(講談社)など多数。

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください

現在39歳でAMHが0.38 ng/mlと低値であることから、卵巣に残っている卵子の数(卵巣予備能)はかなり少ない状態と考えられます。卵子は採卵の直前に急に育つのではなく、実際には半年以上前からゆっくりと成長を始めています。そのため、今行っている治療の影響は、将来の採卵周期に反映されることにもなります。

AMHが低い場合、排卵誘発の注射を増やしても卵子の「数」自体を増やすことは難しく、もともと育ち始めている少数の卵胞をいかに成熟させるかが重要になります。そのため、単に刺激を強くすればよいわけではなく、現在の卵巣の状態に見合った適切な刺激方を選択し、適切な時期に採卵することが大切です。この点を十分理解している医師のもとで治療を受けることが非常に重要です。

また、さまざまなサプリメントや、一般的な不妊治療ではあまり用いられないラエンネックなどを使用されていますが、明確なエビデンスがあるわけではなく、必ずしも結果につながるとは限りません。同様に、プレドニンについても、抗セントロメア抗体に直接作用するわけではないため、受精率の改善効果は期待しにくいと考えられます。抗セントロメア抗体が卵の中に入ると、卵子の中で細胞分裂がうまく進みにくくなる可能性があり、その結果、染色体の分配が整いにくく成熟した卵子まで育つ割合が低くなることがあります。



受精しない原因として抗セントロメア抗体の影響もあると思いますが、抗体価が分からないためどの程度の影響を与えているかは分かりませんが、抗セントロメア抗体に効果のある治療法は現在のところありません
受精率を向上させるためには、何より成熟卵を得ることが重要です。これは、さまざまな治療法を試すことではなく、成熟度の高い卵子を育てるために、血中ホルモン濃度などをきちんと管理しながら行う卵巣刺激の技術がポイントになります。

治療の休みも検討されていますが、38歳で卵巣予備能が低いため、今の段階で治療を休むことによるメリットはあまりありません。卵胞は6か月かけて成育し、今月の治療は来月、再来月に影響します。治療を休めばよくなるということはありません。

AMHが0.38 ng/mlと低いため、多くの卵子を採ることは難しい状況です。結果のでない治療を続けることは、時間や費用の面で負担が大きくなりますので、成熟卵をしっかりと得ることができる技術を持ったクリニックで治療を受けることが重要だと思います。

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