【Q&A】子宮内の影の影響について~宇津宮先生【医師監修】

じんさん(31歳)

これまでにタイミング法5回、人工授精3回行っています。毎回排卵日2〜4日後に排卵確認のエコーをしてもらっています。
タイミング法1〜3回目まではLUF、4回目は排卵後の様子がしっかり確認できましたが、5回目は排卵日のサイズよりやや小さくなっているという感じで形は丸く残ったままでした。

人工授精1、2回はしっかり排卵確認ができましたが、3回目はまた排卵日のサイズよりやや小さくなっている程度で、形はしっかり丸く残っていました(タイミング法3回目以降は、クロミッドやレトロゾール、hmg、hcgなど使用されています)。

通っているクリニックではそれぞれのステップで5回ずつ試し、結果が出なければステップアップとなりますが、この場合実質何回実行済みとカウントすれば良いのでしょうか。きちんと排卵確認できた回のみをカウントすべきでしょうか?

また、仮に今後、体外受精に進んだ場合、LUFが起きやすい体質はなにか悪い影響を及ぼすことはありますでしょうか?

また別件で、エコーのたびに子宮にくっきりと白い影がうつるため、人工授精に進む前に子宮鏡検査をしましたが、子宮の壁の中にめり込んで頭だけ少し見えているような丸い物体が確認できました。ポコンと飛び出しているわけではなく、球体らしき物のてっぺんのみが見えている感じでした。
主治医は悩みながらも除去はしないと決められましたが、その後のエコーでも毎回子宮にうつる影が気になるとおっしゃられます。

これはポリープだったのでしょうか?ほとんどめり込んでいるならば、着床に影響は無いと思って良いでしょうか?

宇津宮先生に、お話しを聞いてきました。

【医師監修】セント・ルカ産婦人科 宇津宮 隆史 先生 熊本大学医学部卒業。1988 年九州大学生体防御医学研究所講師、1989 年大分県立病院がんセンター第二婦人科部長を経て、1992年セント・ルカ産婦人科開院。国内でいち早く不妊治療に取り組んだパイオニアの一人。開院以来、妊娠数は 9,500 件を超える。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

まず、タイミング5回目、人工授精3回目は出血性黄体で、排卵後、内部に出血がたまったものと思います。この場合、黄体機能が少し良くないと思います。LUFも含め、タイミング法5回も多いと思いますし、人工授精はどこでの報告でも妊娠率8%ですので3回で十分です。すぐステップアップすべきです。治療回数よりも妊娠しない原因を考えるべきです。

じんさんはAMHが7.5もありますのでPCOで、LUFも起こりやすく、ポリープもできやすいと思います。しかし子宮鏡の所見からはポリープではなく粘膜下筋腫と思います。もう十分ですから早くIVFを行い、2~3回移植しても妊娠しなければ子宮鏡下手術(TCR)をするとよいでしょう。ポリープならすぐ手術すべきです。

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