ゆうさん(36歳)
2024年11月に出産しましたが、年齢的(現在36歳、今年37歳)に、早々に第2子を望みたいと考えています。
2024年11月に出産しましたが、年齢的(現在36歳、今年37歳)に、早々に第2子を望みたいと考えています。
相談させていただきたいのは、
①治療の開始時期 ②妊活開始前にできること の2点です。
①治療開始時期について
第1子は逆子のため帝王切開で出産しました。
次の妊活開始は、帝王切開での出産から1年以上空けるようにという情報が多いですが、年齢的になるべく急ぎたい場合に最低限空けるべき期間はどのくらいでしょうか。
②妊活開始前にできることについて
妊活再開まで時間があるので、できる治療をしておきたいと考えています。
帝王切開をした人は帝王切開瘢痕症候群になっている可能性があり、その場合は妊娠しにくいまたは流産しやすいといった情報を見ました。妊活開始前に、帝王切開瘢痕症候群になっているかの検査と、なっていた場合はその治療(腹腔鏡手術?)をしたいと考えています。
この検査と治療は、いつ頃、どういった病院にかかるのが適切でしょうか。
現在は授乳中でまだ生理がきていませんが、生理がきてからでないと検査はできないでしょうか。その場合、授乳をやめて生理再開を待った方がよいのでしょうか。
また病院は、近くに不妊治療専門のクリニック(まだかかったことは無いが、今後妊活でお世話になるつもり)がありますが、そちらに現状でかかるよりも、手術ができるような大きな病院にかかった方がよいのでしょうか。
質問が多く申し訳ありません。
前回はタイミングで授かれましたが、年齢や以前のフーナーテストの結果からしても、次の妊活は長くなる可能性もあると考えており、早めにできることを進めたいと思っています。
お忙しいところ恐縮ですが、ご回答よろしくお願いいたします。
藤野剛先生にアドバイスしてもらいました。

ときわ台レディースクリニック 藤野 剛 先生
帝京大学医学部卒業、帝京大学医学部産婦人科入局。焼津市立総合病院、帝京大学医学部付属病院、大川病院を経て2008年9月ときわ台レディースクリニック開業。一般婦人科にも対応し、地域に根差した診療を心がけています。
帝京大学医学部卒業、帝京大学医学部産婦人科入局。焼津市立総合病院、帝京大学医学部付属病院、大川病院を経て2008年9月ときわ台レディースクリニック開業。一般婦人科にも対応し、地域に根差した診療を心がけています。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。●帝王切開後の次の妊娠について、 ゆうさんのように年齢的な理由で早めに妊活を再開したい場合、 最低限空けるべき期間はどのくらいなのでしょうか?一般的には約1年とされております。 急ぐ場合には授乳が終了していれば、 採卵をしておき体外受精にて受精卵を凍結保存しておけば、 年齢による妊娠率低下は若干避けられます。● 妊活再開前に帝王切開瘢痕症候群の検査と治療を行いたいとのこと ですが、 検査は生理が再開してからでないと行えないのでしょうか? また、その場合は授乳を早めに終了するべきでしょうか?月経再開後でなくとも超音波検査など画像診断にて検査は行えます 。治療は検査後に必要か否か判断してからとなります。 授乳しているか否かは関係ありません。 不妊治療専門クリニックと手術が可能な病院のどちらにかかるべき かについて、先生の意見をお聞かせください。帝王切開後の子宮切開部の瘢痕に関して不妊の原因となるか否かは 、不妊治療クリニックで診断していただき、 手術などの治療が必要であると判断させた場合には、 手術に対応している大学病院や総合病院を紹介受診されたほうが良 いと考えます。●前回はタイミングで妊娠したゆうさんですが、次回の妊活では「 時間がかかる可能性もある」と考えているようです、 早めの準備として、先生でしたらどのような提案をされますか?PCOSの診断のもとレトロゾール使用し、 タイミング指導とされてたとのことなので同様の治療を数回試して みて結果でなければ早めのARTとしたほうが良いと考えます。 帝王切開後のためタイミング指導開始前に子宮卵管造影にて卵管疎 通性の確認はしておいたほうがよいでしょう。