【Q&A】子宮内膜が厚くなりません~岩川先生【医師監修】

Aさん(27歳)

2024.7月にホルモン補充周期で凍結融解胚移植を予定していたが、内膜が薄く(6.5mm)移植が中止になりました。
8月、排卵誘発周期(フェマーラ服用)で胚移植を予定していたが、内膜が育たず(4.5mm)中止になりました。
タイミング法や人工授精の頃(フェマーラ服用)は、内膜が厚くなるのは遅い方ではあったが、平均8mmほど厚くなり、良い時は11mmくらいの時もありました。
流産や手術の経験は一度もないのに、内膜が厚くならなくなったのはなぜでしょうか。
また、内膜を厚くするのに何が効果的でしょうか。今後、ホルモン補充周期と排卵誘発周期どちらがよろしいのでしょうか。

岩川先生にお聞きしました。

【医師監修】竹内レディースクリニックART鹿児島院 岩川 富貴子 先生

佐賀大学医学部卒業。鹿児島県立大島病院、鹿児島市立病院、鹿児島大学医学部歯学部附属病院、済生会川内病院等を経て、2017年竹内レディースクリニック入職。2019年竹内レディースクリニック 副院長就任

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子宮内膜がなかなか厚くならないのですね。
手術歴などもないのであれば、内膜が厚くならない原因としては、血流が悪い、ホルモンが足りていないなどが考えられますが、十分
にホルモンを補充しても厚くならない方も中にはいらっしゃいます。排卵周期のほうが内膜が薄いようですので、移植はホルモン補充周期のほうがいいのではないでしょうか。
移植前に血流の状態が悪くないかを子宮鏡などで検査したり、ホルモン補充の仕方を工夫したりなどできることはあるように思います。それでもやはり移植不可能なほど内膜の菲薄が強い(内膜が薄い)ようであれば、自費での治療になってしまいますが、子宮PRP療法という治療があります。セカンドオピニオンを受けてみてもいいと思います。
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