【Q&A】通水検査が中断になりました~藤野剛先生【医師監修】

ほやしさん(30歳)
妊活を始めた8月ごろから稀発月経・不正出血が半年間続いており、受診を決めました。基本は排卵日ごろに不正出血がダラダラ続く形でしたが、10月以降は常に不正出血していました。9月と12月だけ普通の産婦人科で処置してもらいましたが、その際は「ホルモンバランスの乱れと」しか言われませんでした。
治療開始:1月29日月経開始、2月2日クロミッド服用開始。この周期に不妊検査を行いました(通水検査はリセット後)。
不妊検査:血液検査、精液検査、フーナーテスト、通水検査(造影検査は喘息があるためできませんでした)通水検査以外は問題なし。今回は通水検査についてご相談になります。
3月8日に通水検査を行ったのですが、急な痛みにびっくりして大声を出したら中断され、「若いから」という理由で再検査もありませんでし
た。その後2回リセットになっており、両側の卵管が溜まってるのではないかと疑っています。ネットでは通水検査は意味がないとも見かけますが、そもそもまさか途中断念されるとも思ってなかったのでショックを引きずっていますし、夫含め他の検査結果が異常なしだったために自分の卵管に問題があるのではないかと責めてしまいます。もう一度実施してもらった方が良いのでしょうか?
あるいは、早々に体外受精へ移行するべきなのでしょうか?

藤野剛先生にアドバイスしてもらいました。

ときわ台レディースクリニック  藤野 剛 先生
帝京大学医学部卒業、帝京大学医学部産婦人科入局。焼津市立総合病院、帝京大学医学部付属病院、大川病院を経て2008年9月ときわ台レディースクリニック開業。一般婦人科にも対応し、地域に根差した診療を心がけています。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

通水検査再検査したほうが良いか否かとのことですが、通水検査は有効な手段で保険適応にもなっており、検査と治療を兼ねておりますが子宮卵管造影検査に比べて情報量は少なく診断精度はやや劣ります。(画像として記録を残すことも出来ません。)よって次回は通水検査ではなく子宮卵管造影検査をお勧め致します

ただ前回痛みにびっくりされたとのことで基本的に処置としての行為は両者とも変わらないため、卵管鏡検査をされてもよいかと考えます。卵管鏡下卵管形成術(FT)は局所麻酔下に卵管に内視鏡及びカテーテルを挿入し卵管を拡張、内部をファイバースコープで観察する手技です。いきなり体外受精でもよいですが、その前に子宮卵管造影あるいはFTを行ってもよいのではと思います。

稀発月経、不正性器出血に関しては卵管の問題解決後に排卵の有無を超音波にて観察し排卵障害を認めたならば何らかの形で排卵誘発を行えばよろしいかと考えます。

>全記事、不妊治療専門医による医師監修

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