【Q&A】FT術か体外受精か~北村先生【医師監修】

はるかさん (30歳)
今まで検査を受けた中で、AMH値が8で橋本病と診断され、現在薬を飲んで数値は安定してきています。
前回の検査で、子宮鏡下卵管通水検査と子宮鏡検査、超音波卵管造影検査を行ったところ両方の卵管閉塞と言われました。
その他の検査は、フーナーテストと高温期検査が残っています。
結果次第では、卵管を広げるFT術かそのまま体外受精に進むかと言われていますが、この場合、手術が良いのか体外受精が良いのか教えていただきたいです。
また、フーナーテストは必要かも教えて頂きたいです。

北村 誠司 先生に聞いてみました。

【医師監修】明大前アートクリニック 北村 誠司 先生
1987年慶應義塾大学医学部卒業。2008年荻窪病院虹クリニックを開設。退職後、2018年明大前アートクリニックを開設。1989年からIVF及び内視鏡下手術に従事。子宮鏡下手術による胚移植の改善、腹腔鏡下手術による子宮筋腫、内膜症の解消、改善を積極的に図って来ました。体外受精での妊娠困難症例に対しても新しい治療法を取り入れています。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
●左右の卵管閉塞の場合、FT術かそのまま体外受精に進むのか、先生ならどのような治療を提案されますか? 
はるかさんは、30歳と若いのでFTカテーテルを行ってから2-3周期、妊娠にトライしてみても良いかと思います。
●FT術を実施後、治療再開まではどの程度の期間をあければ良いでしょうか?
FTカテーテルを実施後、次の周期から妊活を開始して良いと思います。
●FT術実施後の妊娠率について教えてください。 
術後妊娠率は、30-40%と言われています。
●相談者さんの場合、フーナーテストは必要だと思われますか?
FTカテーテルで卵管が通れば、フーナー検査は受けた方が良いと思います。
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