ふーこさん(41歳)
体外受精前のホルモン検査でキャンセルが4回続いており、今後の治療方針が不安です。
1〜3回目の治療はルトラール・プレマリン(1日3回)服用→エストラーナテープ→ホルモン検査という流れで、1回目はホルモン検査日に生理が来てキャンセル、2、3回目はP4の数値が1.1と1.4でキャンセルになりました。子宮内膜の厚さ、E2の数値は問題ありません。
同じ結果でキャンセルになりたくないと、先生に相談したところ、「4回目はロング法を試してみよう」とのことで、ルトラール・プレマリン服用→ブセレリン1日3回→エストラーナテープ、という流れで行いましたが、結果的にP4が2.5、内膜は6mmという、前回を下回る残念な結果でまたキャンセルになりました。
次回の診察まで、ルトラールプレマリンを9日服用した後、計画しなおすとの事でしたが、ブセレリンは続けると言われました。今までの方法よりも今回結果が悪くなったので、ロング法は合わないのではないかと思っています。P4を抑える薬を使うと、子宮内膜が厚くならない事があると聞きました。今まで子宮内膜でひっかかった事がないので、子宮内膜に影響せずにP4の数値を抑える治療法はありませんか?
ロング法を行うと決めた時に「保険診療内ではこれが限界で他の手は無い」と言われました。
実費になっても良いので良い方法があれば教えて頂きたいです。今後どうしていけば良いのか、何かアドバイスをお願いします。
1〜3回目の治療はルトラール・プレマリン(1日3回)服用→エストラーナテープ→ホルモン検査という流れで、1回目はホルモン検査日に生理が来てキャンセル、2、3回目はP4の数値が1.1と1.4でキャンセルになりました。子宮内膜の厚さ、E2の数値は問題ありません。
同じ結果でキャンセルになりたくないと、先生に相談したところ、「4回目はロング法を試してみよう」とのことで、ルトラール・プレマリン服用→ブセレリン1日3回→エストラーナテープ、という流れで行いましたが、結果的にP4が2.5、内膜は6mmという、前回を下回る残念な結果でまたキャンセルになりました。
次回の診察まで、ルトラールプレマリンを9日服用した後、計画しなおすとの事でしたが、ブセレリンは続けると言われました。今までの方法よりも今回結果が悪くなったので、ロング法は合わないのではないかと思っています。P4を抑える薬を使うと、子宮内膜が厚くならない事があると聞きました。今まで子宮内膜でひっかかった事がないので、子宮内膜に影響せずにP4の数値を抑える治療法はありませんか?
ロング法を行うと決めた時に「保険診療内ではこれが限界で他の手は無い」と言われました。
実費になっても良いので良い方法があれば教えて頂きたいです。今後どうしていけば良いのか、何かアドバイスをお願いします。
高橋敬一先生にお伺いしました。
【医師監修】高橋ウイメンズクリニック 高橋 敬一 先生
金沢大学医学部卒業。国立病院医療センター(現・国立国際医療研究センター)、虎の門病院を経て米国ワシントン大学に留学。1996年虎の門病院に復帰した後、1999年千葉市に不妊治療専門『高橋ウイメンズクリニック』を開院。2014年ベストドクター認定(ベストドクターズ社)。2022年10月に開院から累計で妊娠2万例を達成する。
金沢大学医学部卒業。国立病院医療センター(現・国立国際医療研究センター)、虎の門病院を経て米国ワシントン大学に留学。1996年虎の門病院に復帰した後、1999年千葉市に不妊治療専門『高橋ウイメンズクリニック』を開院。2014年ベストドクター認定(ベストドクターズ社)。2022年10月に開院から累計で妊娠2万例を達成する。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
体外受精前のホルモン検査でキャンセル、とのことですね。内容を見ると、 ホルモン補充周期での凍結胚移植のことでよろしいでしょうか。一般的には、まずは卵胞ホルモン(プレマリン・ エストラーナテープ)のみを使用して、子宮内膜を厚くします。
最初にルトラールとプレマリンを使用すると、その後にエストラーナテープのみを使用してるならば、 出血が来る可能性があります。ブセレリンを1週間以上使用すると、卵胞発育が抑制されて、 排卵をしないので、黄体ホルモンができにくくなります。使用開始して1週間以内ならばP4が上昇することはあり得ます。
したがって、ブセレリンを1週間以上継続して使用しつつ、内膜を厚くする方が良いでしょう。
P4を抑える薬と子宮内膜の厚さは直接は関係ありませんよ。実際には担当医との十分な相談が必要ですが、まずは黄体ホルモン単独ではじめてみては如何でしょうか。