8回目の正常胚移植に向けて ほかにできる検査や治療はありますか?

まいぷさん(30 歳)

移植8 回目に向けて、残り2 つの正常胚の移植では、着床の窓の再検査、スクラッチ法、HCG 注入法を予定していますが、どう思われますか? また、免疫グロブリン療法は受けたほうがいいでしょうか。そのほかにおすすめの検査や治療法は? 

 

松本 玲央奈 先生 聖マリアンナ医科大学卒業。東京大学産婦人科学教室、長野県立こども病院総合周産期センターなどを経て、東京大学大学院医学研究科で着床外来に就きながら着床の基礎研究に従事。2018年より現職。男性外来や漢方外来も併設し、オーダーメイドの治療を実践。2015年不妊分野において権威あるヨーロッパ生殖医学会で着床に関する論文でAward受賞。
松本先生●着床の窓の検査をした時期にもよりますが、基本的には体重が20% 増減していなければ、約3年間はその結果を参考にすることが可能です。
 スクラッチ法とHCG 療法は、効果が認められた一般的な治療法ではありませんが、一度試してみるのもいいと思います。異常な免疫を抑えて着床に導く、免疫グロブリン療法については、これまでの治療経歴を踏まえて、主治医の先生と相談して検討するといいでしょう。
 すでにいろんな方法を試されてきたまいぷさんに、これ以上の提案は難しいですが、治療の中で慢性子宮内膜炎の評価や、これを示すマイクロポリープや赤み、浮腫の存在といった複合的な所見が気になります。
>全記事、不妊治療専門医による医師監修

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