【Q&A】ホルモン補充周期と自然周期の移植について~北村先生

ひーにゃさん (39歳)
お伺いしたい内容は2つです。
1、次の移植前にCD138の再検査は必要か。
2、ホルモン補充でERA検査を行いズレはなかったので、自然周期で移植しても良いか。

これまで移植を7回行いましたが、最初の2回(自然周期)以降着床せず、ERA、子宮内膜炎、子宮内フローラ、CD138の検査を行いました。
CD138の検査は、昨年5月に検査→陽性となり抗生剤服用後、再検査をし陰性となりました。その後、Varinos社の子宮内フローラ検査を12月に行い、ラクトバチルス率は98%以上ありました。よく内膜炎は再発しやすいと聞くので、再度検査が必要かお伺いしたいです。また、ERA検査でズレがなかったので、次の移植は負担の少ない自然周期を望んでいます。実際、自然周期の時の方が内膜も厚くなるのと、過去の移植結果も自然周期の時のみ着床しています。しかし、ホルモン補充でERA検査を受けているので病院側はホルモン補充を推奨されます。卵の要因も大きいと思うので、移植の方法の違いに影響があるとは思えませんが、やはりホルモン補充の方が良いのでしょうか。

北村 誠司 先生に聞いてみました。

明大前アートクリニック 北村 誠司 先生
1987年慶應義塾大学医学部卒業。2008年荻窪病院虹クリニックを開設。退職後、2018年明大前アートクリニックを開設。1989年からIVF及び内視鏡下手術に従事。子宮鏡下手術による胚移植の改善、腹腔鏡下手術による子宮筋腫、内膜症の解消、改善を積極的に図ると同時に、妊娠困難症例に対しても新しい治療法を取り入れています。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
次の移植前のCD138の再検査の必要性は低いと思います。
陰性化してから数か月で陽性になる可能性も無いとは言えないですが、学会の中でもその様に認識されています。
ホルモン補充周期でのERA検査で時期のズレが無かったとのことで、本来はホルモン補充周期での移植が望ましいですが、結果が出ていないことと自然排卵周期の方が子宮内膜が厚くなるとのことなので、自然排卵周期で移植して宜しいと思います。
CD138検査の有効期限を示す様な論文は無いようです。
ホルモン補充周期の方が着床のウィンドウが長いとの報告もあります。
P-ICSIでの受精卵は、良好胚が出来ることが期待されています。
ホルモン補充周期と自然排卵周期での移植成績は、当院での2022/3まで(自費診療)で同等でした。
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