【Q&A】卵管造影検査後の副作用について~福田勝先生

福田先生に聞いてみました。

福田ウイメンズクリニック 福田 勝 先生
順天堂大学医学部・同大学院修了。米国カリフォルニア大学産婦人科学教室留学後、順天堂大学医学部産婦人科学教室講師を経て、1993 年福田ウイメンズクリニック開院。2018 年10 月に、より最寄り駅に近く、広々とした場所にクリニックを移転しました。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
しょーふくさん (35歳)  
先日卵管造影検査を受けました。
受けた後はひどい腹痛、悪寒、微熱がありました。
翌日、腹痛は解消されませんでしたが、なんとか会社に行ける状態でした。
検査2日後には腹痛も治りましたが、左脚の付け根が痛くなり、2週間後の今もなお痛い状態で日に日に痛みが増しています。
特に脚を上げる動作が辛く、立ち上がったり階段の上りや着替える時などに痛みがあります。
これは卵管造影検査をしたことにより生じている痛みの可能性はあるのでしょうか。
卵管造影検査の前にクラミジアであることがわかり、薬を服用後の検査でした。
また、子宮筋腫がありますが、それと脚の痛みが関係があったりするのでしょうか?
子宮卵管造影検査は造影剤を逆行性に子宮、卵管、お腹の中に入れていきますので先ずは感染のリスクを考えます。
腹痛、悪寒、微熱は骨盤腹膜炎の可能性を示していますので早急に炎症が起こっているかの血液検査を受けられる必要があります。
炎症がある場合は治療が必要です。
子宮筋腫は以前からあるものなので今回の痛みの原因とは考えにくいです。

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