【Q&A】治療の継続について~村田先生

村田先生にお話を伺いました。

村田泰隆 先生(ARTクリニックみらい院長)
1994年 名古屋大学医学部卒業後、安城更生病院にて産婦人科全般に従事。1998年 名古屋大学付属病院にて、周産期・不妊症を専門に診療および研究。2003年 名古屋大学医学部大学院卒業後、IVF大阪クリニック・なんばクリニックにて4年にわたり体外受精年間1500周期以上の臨床経験を積む。2007年 竹内病院トヨタ不妊センター長、2010年 エンジェルベルクリニック不妊センター長を経て、2016年 ARTクリニックみらい開院。5年間で約3200例を妊娠出産に導く。個々の背景や将来の家族計画に合わせた治療を信条としている。医学博士。日本産科婦人科学会専門医。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
やっこさん(39歳) 
体外受精にステップアップし、過去4回胚盤胞移植をしましたが、1回目は着床するもhCG数値が低く、化学流産
2回目以降は着床すらせず、陰性に終わりました。
卵のグレードはいつも優秀なのに、着床しないのですが、卵の質に問題があるからなのでしょうか?
4回目の陰性後、再度採卵して卵2個採れたのですが、こちらは2個とも受精すらしませんでした。
挑戦するたびに、結果が悪くなる一方なので、今後治療を続ける自信がなくなってしまい、今は通院をストップしているところです。
年齢のことを考えると、治療は休まず続けるべきなのだろうとは思うのですが……。
是非アドバイスをいただきたいです。
着床しない原因として、まず考えるべきは『胚の質』です。
30歳も後半となれば、グレードのよい胚盤胞でも、およそ半分は着床せず、着床しても半分は流れてしまいます。
胚の能力を完全に調べきることはできませんが、現在、臨床研究に参加して『着床前胚異数性検査』が可能です。
まずは染色体異数性のない胚盤胞の獲得を目指すことをお勧めします。(残念ながら保険適応はなく、採卵も自費で実施する必要があります)
時間が経過すればどんどん不利になりますので、気分一新後は集中して取り組んでほしいと思います。
もちろん、着床環境の問題も大切です。
胚の獲得に並行して、子宮内膜炎の有無、着床の窓等についても調べておくとよいと思います。
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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。