妊娠初期の過ごし方について

青葉レディースクリニック 小松先生の プレママ教室Vol.5

妊娠初期の過ごし方について 妊娠したからといって、日頃の生活習慣を改める必要はありませんが、食事、仕事など留意すべき点はあります。

青葉レディースクリニック 小松 一 先生 高知県出身。1995 年九州大学医学部卒業。九州大学病院周産母子センターや北九州市立医療センター、九州厚生年金病院などで研鑽を重ね、2007 年に「青葉レディースクリニック」を開業。高齢出産を多く手がけており、安心できる分娩をモットーにしている。

ドクターアドバイス

妊娠初期は3 週間ごとや4 週間ごとのエコー検査でも十分と言われていますが、心配なときは毎週、エコー検査をして、精神的に安心することも重要です。心配なことは些細なことでも、かかりつけ医に遠慮なく相談して、妊娠した喜びをみんなで分かち合いましょう。
 もし、いまはまだ妊娠を考えていないとしても、たとえば、そろそろ生理が始まるはずなのに、生理がこなくて、むかむかして、そのうち吐き気が出てきて、妊娠かもしれないと感じて、薬局で妊娠検査キットを買ってきて、トイレでこそっと検査して、めでたく妊娠がわかった時を想像してください。嬉しくて、パートナーにすぐに報告したくなりますね。妊娠報告を受けたパートナーはびっくりして、同時にとても嬉しくて、横にいる職場の同僚やご両親に連絡して、新しい家族の誕生に、みんなワクワクすると思います。
 一方で、これまでの妊娠で残念ながら、流産を経験した方やなかなか妊娠できなくて、やっと妊娠した方では嬉しい反面、流産しないかどうか、毎日、不安の日々を過ごしていることと思います。妊娠したからといって、すべての生活を改める必要はありませんが、栄養、仕事など、またどういったことがあると病院を受診したほうがいいかなど気をつけることはあります。本稿ではこれらの点について、簡潔に正しいメッセージを伝えたいと思います。
● 栄養、食事について
 葉酸やビタミンB群は細胞分裂や胎児の正常な発育にとても重要です。食事では不十分なことが多く、妊婦向けのサプリメントがおすすめです。
 葉酸の効果が発現するには時間を要しますので、できるだけ早く摂取を始めてください。また、飲酒は少量でも害になります。つらいかもしれませんが、お控えください。妊娠すると食べづわりといって、食欲が増す方もいらっしゃいますが、食べ過ぎ、油物の摂りすぎには注意しましょう。
● 仕事について
 珍しいことではありませんが、胎児が正常に発育していても、胎囊の周りには絨毛膜下血腫という内出血があって、茶色の出血が続く場合もあります。内出血があるからといって、すぐに流産するとは限りませんが、子宮が収縮するような重労働や歩き回る営業などの外勤は控えたほうが無難です。
月経痛のような子宮収縮を感じる場合や内出血が多い場合、不正出血が赤い場合は子宮収縮抑制剤や止血剤を服用したほうがいいですし、便秘がひどい場合もいきんだりすると子宮が収縮して、出血が増えることがありますので、緩下剤を飲んだほうがいいです。かかりつけ医にご相談ください。
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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。