【Q&A】移植しても着床しません~丸田先生

高齢での妊活で、胚盤胞までは育つけれどなかなか着床しなくて悩む方、多いですよね。

まるたARTクリニックの丸田 英先生に伺いました。

まるたARTクリニック(丸田 英 先生)

久留米大学医学部卒業。名古屋大学医学部附属病院 産婦人科を経て、2012年3月より生殖医療専門。2020年3月、まるたARTクリニックを開業。初診から治療終了まで同じ医師が担当することにより、効率的で高い成功率が得られ、何より患者さまの安心へと繋がると考え、診療に臨んでいる。「どんな時も患者さま第一、患者さまご自身の一瞬一瞬を大切に」を目標に掲げ、不妊治療と仕事の両立に理解ある治療スケジュールを導入。また、PRP療法などの最新治療や無料託児所完備等、不妊治療の環境向上にも積極的に取り組んでいる。

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
ケイティさん(41歳)10/2に胚盤胞を移植、10/9にHCG3.9、再判定で10/13に0.8で陰性判定。
12/7に胚盤胞を移植、12/15にHCG27.4、また再判定で12/22に3.3となり化学流産と言われました。
これは、卵側の原因と考えますか?
また何か原因があると思われますか?
低いですが、HCGが少し数値として出ていることはどのように考えたらいいですか?
今後できることはありますか?
伺いました経過ですが結果をどのように考えるべきか悩ましいと思います。
胚盤胞を移植して着床のホルモン(HCG)が分泌されていたことは、着床したことを意味します。しかしながらそこから継続できていないわけですよね。考えるポイントは3つあると思います。
①受精卵の問題
着床できたが化学流産になる経過の多くは、受精卵の染色体異常です。
伺った経過より、最もその可能性があると感じます。
不育
着床したが継続できないとなると、母体に継続できない異常がないのか心配になります。抗リン脂質抗体を代表する血液凝固異常で起こり得る経過です。
③子宮内環境異常
着床しても継続できない時、上記の2つ以外に子宮内の環境異常も考えるべきポイントです。内膜炎や乳酸菌の子宮内レベルが関わってきます。
大きく3つを想定しますが、進め方として②と③は比較的簡単に評価できますし、異常があれば対処法もあります。次の移植に入る前に調べてみてはいかがでしょうか?
は調べることはできますが受精卵が問題であれば運命的に仕方ないことになります。経過より、受精卵を調べて正常胚を移植する選択肢もございますが、主治医に相談してみてはいかがでしょうか?
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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。