【Q&A】低AMH、抗精子抗体陽性での人工授精~北村先生

ネットの情報がすべて正しいとはかぎりませんよね。

抗精子抗体の妊娠の可能性について、最善の選択について、北村先生にお聞きしました

明大前アートクリニック●北村 誠司 先生 1987年慶應義塾大学医学部卒業。2008年荻窪病院虹クリニックを開設。退職後、2018年明大前アートクリニックを開設。1989年からIVF及び内視鏡下手術に従事。子宮鏡下手術による胚移植の改善、腹腔鏡下手術による子宮筋腫、内膜症の解消、改善を積極的に図ると同時に、妊娠困難症例に対しても新しい治療法を取り入れています。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
えだまめさん (32歳)    現在不妊治療のためクリニックに通院中です。
12月に転院し、血液検査の結果、AMH: 1.54、抗精子抗体:6.39である事が判明しました。
以前のクリニックではタイミング法6回、卵管造影検査は異常なしでした。
次周期からAIHの予定です。
ネットで調べた所、抗精子抗体が陽性でも低い場合は人工授精でも可能性があると見ましたが、
どのくらい以下であれば低いとみなすのでしょうか?
主治医はAIH3回ぐらいまででステップアップした方が良いと仰っています。
私は可能性が無いのなら体外に進んだ方が良いと思っているのですが、
目安としてはAIHを何回してステップアップすれば良いのでしょうか?
抗精子抗体陽性でも強陽性でなければ妊娠することがある、抗体価は変動するので低値の周期には妊娠することもあるといった論文はあります。
しかし、一方では抗精子抗体陽性の方で通常の体外受精(媒精)では受精障害が起こってしまい、顕微授精でないと受精卵が得られないケースも時々見られます。
その基準は、明確な物がありません。
抗精子抗体とは、男女共に体の中に出来てしまうことがある、精子に対する抗体を指します。
これは子宮頸管粘液や子宮~卵管内における精子通過障害、受精障害を引き起こすと考えられています。着床障害を示唆する報告もあります。
人口授精でも可能性が無いとは言えませんが、非常に厳しいと思いますので、すぐ体外受精に進んだ方が良いと思います。
不妊原因は、抗精子抗体と思います。
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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。