浅田先生に聞いてきました。

こまさん(33歳)
初潮を迎えてからずっと生理不順で、20代半ばでエコーとホルモン検査で多嚢胞性卵巣の診断を受けていましたが、4年前に自然妊娠・出産できました。
現在2人目を希望していますが、生理周期が33〜75と安定しないため通院し、クロミッドとhcg注射をしています。
注射後の診察が1週間後「排卵しています」といわれますが、基礎体温は低温期のままで注射してから1週間後からデュファストンを処方されます。
hcg注射後は36時間以内に排卵されるとのことですがこれは排卵できていないのでしょうか?
また排卵できていたとして1週間後からはデュファストンの効果はどの程度期待できるのでしょうか?
排卵しにくいためクロミッドを服用しhCGの注射をされているとのことですが、多嚢胞性卵巣症候群の人は、生理周期が長くなる時は無排卵で生理が来ていることが多いと考えられます。そのため、ある程度卵胞が育っていても、きちんと排卵されません。また、黄体ホルモンが十分に作られていないため、体温も上がらず、後からデュファストンを飲むことになるのではないかと思います。
hCGを打つタイミングが適切かどうか、また、排卵しにくいという多嚢胞性卵巣症候群の体質をきちんと考慮した上で、確実に排卵させられるかどうか、というのがご質問に対する問題点だと思います。
排卵の状況をしっかりと確認する、精度の高い治療をおすすめします。月によって経血量に変動があるのは、きちんと排卵していない証拠です。少なくともAMHを測って治療をすることをおすすめします。