浅田先生に聞いてきました。
浅田レディースクリニック浅田義正先生 名古屋大学医学部卒業。1993 年、米国初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精を研究。帰国後、日本初の精巣精子を用いた顕微授精による妊娠例を報告。現在、愛知県の名古屋駅前、勝川、東京・品川にクリニックを開院。著書に『不妊治療を考えたら読む本』(講談社)など多数。
ケイティさん(41歳)
体外受精で妊娠。
体外受精で妊娠。
抗リン脂質抗体と言われ、クリニックでバファリン81を、出産病院でバイアスピリンを服用。 17週で破水してしまい、1ヶ月程入院してました。
結局、羊水が増えず、継続か中断かをせまられ、
「産まれても生きられる確率が低い」と説明を受け、21週で人工妊娠中絶になりました。
出血量が多く、退院1ヶ月後の診察でも胎盤が残っており、
外来で搔き出すもダメで、子宮動脈塞栓術UAEとなりました。
その後、生理も来ましたが、不妊クリニックでの子宮鏡検査で「胎盤がまだある」と言われてまた手術。 妊娠前より生理の出血量が少ないのも気になります。
内膜は8mmでしたが「万全を期すためプラノバールで2回リセットしましょう」という話になりました。 2回目の生理も変わらず少なくて心配です。
次の診察で内膜だけ厚くなっていれば心配ないのでしょうか。
抗リン質抗体症候群と言われ、とありますがきちんと診断されたのかどうかが、問題になります。
抗リン質抗体が少し出ている程度でアスピリンを服用し、抗凝固剤であるヘパリンの注射を打ち、習慣流産や妊娠しにくい反復不成功例に効果があるかというと、現在のところ、効果は無いというのが世界的な見解です。
21週で人工妊娠中絶をされ、その後、子宮動脈塞栓術になったとのことですが、子宮動脈塞栓術になると、子宮の血流が少なくなるのは当然ですので、非常に重症な経過だったと思われます。
私は、そのような経験をしたことがないため、これ以上の回答は控えさせていただきますが、その後の治療等については、主治医の先生にしっかりと確認された方がよいと思います。