ステップアップするときは、期待が大きい反面、新しい領域の治療ですから、色々と不安にもなりがちです。
処方されたお薬の内容について、疑問を持たれたつばきさんに、浅田先生がお答えします。
ステップアップをして体外受精にすすむ前に子宮鏡検査をされ、6日間ジエノゲストを服用されたということですが、これは検査のために服用されたのでしょうか。
ジエノゲストを服用すると不正出血をすることはよくありますが、服用をやめれば生理はきます。ただ、ジエノゲストは子宮内膜症や子宮腺筋症の方が長期的に服用することが一般的で検査前の6日間の服用というのは一般的ではないので、いつ頃生理がくるかは分かりません。
そしてなぜ、このタイミングで子宮鏡検査をしたのか、私には分かりません。
子宮の内膜は、月経周期ごとに入れ替わりますので、慢性的な炎症が続くことやポリープがいつまでも残ることは、本来はないはずです。ただ中には、きれいに子宮内膜が剥がれずにポリープとして残ってしまう人もいますのでその場合は、ポリープを切除する必要がありますが、そこで新しい子宮内膜ができれば問題は解決します。
つばきさんは、検査をした際に小さなポリープがいくつか見つかり切除されたということですが、これが生理後の検査で見つかったのであればポリープだと思いますが、生理前に小さなポリープがあったとしたら、それは生理で完全になくなるかもしれませんし、一般的に黄体期の子宮内膜というのはポリープが沢山あるように見えます。
子宮内膜は月経周期ごとに入れ替わるので、今ポリープを切除したからといって大丈夫というわけではありません。生理のたびに新しいポリープができることもありますし、
反対に古いポリープが無くなることもあります。