2人目不妊について

40歳目前で2人目が授からず、不妊治療をすべきか悩んでいます

いくたウィメンズクリニック生田 克夫 先生 名古屋市立大学医学部卒業。名古屋市立大学産科婦人科学教室助教授、名古屋市立大学看護学部教授などの経歴を重ねたが、不妊に悩む名古屋の方たちの役に立ちたいという思いで、教育者の立場を辞して独立。地元・名古屋の中心部、栄に開院し、1986 年から体外受精の現場を歩いてきた経験と穏やかな人柄で、数多くの患者さんを妊娠に導く。

妊娠しても出産まで至りにくいのは、年齢の高さが原因でしょうか。

生田先生●39歳くらいでは、受精して5日目の胚盤胞まで育ったとしても6割程度は染色体異常なので、妊娠しないか、妊娠しても流産する受精卵ということになります。自然周期の場合は1個の卵子が受精するかどうか、という話なので、その卵子が正常でなければ妊娠しないか流産してしまいます。
 年齢が上がって卵子の異常が増えてくると、異常の程度によって妊娠反応も出なくなります。ご本人は「妊娠しなかった」と思っていても、実は受精していたけれど胚の調子が悪くて早い時期に潰れてしまって妊娠反応が出るところまで辿り着かなかった、という可能性もありますね。
 体外受精では、受精卵が一度に複数個できることも多く、仮に4~5個できた場合は、染色体に異常がない受精卵が3個に1個程度はあると思われるので、うまくいくこともあるかもしれません。しかし、だからといって流産を免れるわけではありません。

少なくとも自然妊娠よりは、一度にいくつか卵子が採れるような状況を作ったほうがいい、ということですね。

生田先生●自然妊娠だと一説には、普通に妊娠するご夫婦が子どもをつくろうと機会をもっても妊娠率は3割くらいだというデータもあるので、1周期の妊娠の確率が高くなるような治療をしたほうがいいと思います。精子や卵管に問題があるような場合は体外受精もあり得ますけど、そうでなければ一般不妊治療の範囲内のことをやってみる意味はあると思いますよ。

生田先生なら、どのような治療をしますか。

生田先生●習慣流産に関しての問題がなければ排卵刺激を考えます。要するに、1個ではなく2〜3個くらい排卵させるようにします。AMH がわからないのでなんともいえませんが。

AMH を調べてみて、可能性がありそうなら排卵刺激をしてみると。

生田先生●数値がすごく低ければ、体外受精も一つの方法かもしれません。あとは、性交渉の回数ですね。
40歳過ぎて1人お子さんがいたりすると、半分くらいのご夫婦は1カ月に1回も機会がないというデータもあります。排卵前には作られてから日数を経た古い精子を出しておかないといけません。例えば、排卵日当日に、ご主人に伝えるのではなく、奥さんの生理周期や排卵日をさりげなく知らせておく工夫も必要かもしれません。
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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。