医師&培養士

全国各地から最先端の高度生殖医療を求めて患 者さんが受診する「セントマザー産婦人科医院」。

独自の“チーム医療”のあり方を通して、開院 から約 30 年経つ今なお進化し続ける秘密を教えて いただきました。

田中 温 先生 順天堂大学医学部卒業。膨大な数の研究と実験は毎日深夜にまで及 び、1985年、ついに日本初のギフト法による男児が誕生。1990年、セ ントマザー産婦人科医院を開院。現在も研究と実験に精力的に取り組ん でいる。日本受精着床学会副理事長。順天堂大学医学部客員教授。

病院の歴史をともに築いてきた 2人の熟練スタッフの存在

不妊治療にかぎらず、チーム医療は医療の原則で、そのあり方は施設によって異なります。では、当院にとってのチーム医療とは何か。そして治療を支えているのは何か。『セントマザー産婦人科医院』を運営していくうえで、もっとも重要なのはスタッフであり、今回紹介する医師の永吉基先生と、胚培養士の竹本洋一さんという2本の柱が支えてくれているというのが私の考えです。常に“世界初”を狙って“患者さんの利益のため”取り組んでいる実験や研究には竹本さんの働きが必要不可欠ですし、永吉先生は患者さん一人ひとりのケースに応じて繊細な判断力で治療を提供してくれます。当院の理念そのものを受け継ぎ、患者さん目線の治療を提供する2人の存在が、“当院のチーム医療”の礎だと考えます。
医師 永吉 基 先生、胚培養士竹本 洋一さん 不妊治療は「必ず妊娠できる」という気持ちが大事。自分の体の状況を知り、不妊について積極的に勉強していただきたいですし、理解できないことや不安なことがあれば一人で悩まずに相談や質問をしてください。我々は全力でサポートします。

培養士・竹本 洋一さんに質問しました!

勤続年数 29 年。 長く続けられる 理由は?

命が誕生するメカニズムは未知の 世界で、どれだけ探求しても勉強し ても答えは見つかりません。また、 今後も新しい技術が次々に登場する ことを考えると、一生かけても終わ らない仕事だと言えます。世界各地 から院長が持ち帰ってくれる新しい 情報を得て、実験研究を毎日のよう にチャレンジできる環境と、妊娠率 が0・1%でも上がるならそれを提供 したいという確固たる信念。もちろ ん、すべての実験研究が成功するわ けではありませんが、今まで誰も成 し遂げていない方法を開発できる一 番近い場所で働く喜びが最大のモチ ベーションになっています。

患者さんへ 一番伝えたいことは?

胚を戻すタイミングや、子宮内膜が 薄いから今回は凍結したほうがよいな ど、私たちは常にベストの治療を提案 しています。最終的に決めるのは患者 さん自身ですが、提案には一つひとつ 理由があることを知ってください。忙 しい時や精神的に余裕がない時こそ、 気持ちを落ち着けて耳を傾けていただ きたいですね。

医師・永吉 基先生に質問しました!

患者さんと接する 時に心がけている ことは?

患者さんそれぞれ、治療する理由や 状況、経緯が異なります。でも、すべ ての患者さんに共通するのは、不妊に 苦しみ、つらく大変な思いをしながら 日々を過ごしているということ。だか らこそ、目の前の患者さんを自分の家 族同様に接することが大事だと思って います。親やきょうだい、親友として 最善の治療を提供し、説明する際にも 難しい医学用語を並べるのではなく、 理解できるように内容を噛み砕いてお 話しするなど、思いやりの気持ちを もって接するように心がけています。

院長先生と竹本さん。 2人に対する印象は?

院長は院内でもっとも忙しく働いて いて、とてもバイタリティのある人。 探究心が強く、勉強熱心で「すべての 患者さんに赤ちゃんを授けてあげた い」という信念のもと、深夜まで実験 や研究にチャレンジし続けています。 竹本さんは院長の研究実験の支えであ り、頭が下がるほどの努力家です。専 門施設の使命として常に最先端の技術 を取り入れることはとても大変です が、患者さんに最新かつベストな治療 を提供できるのも、竹本さんの努力な しでは実現できないでしょう。

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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。