左右の目の高さが違っていたり、フェイスラインがたるんでいるだけで魅力は半減。また、見た目年齢の決め手になっ てしまうのがほうれい線の深さ。顔のゆがみをリセットし、ほうれい線をなくすケア、そして目元ケアを紹介します。
口元のたるみ、ゆがみを改善する
多くの人が無意識のうちにしている食いしばり。これによってかむ時に使う咬筋が発達し、フェイスライン が四角くなってしまいます。顔の老化を防ぐため、咬筋をほぐし、口角を引き上げるメソッドを紹介します。
若返り・顔筋ケアの基本
1)ゆがみ矯正のためには、側頭筋、小頬骨筋、大頬 骨筋をゆるめる。
2)そしゃくに使う咬筋をほぐすと、たるみ引き上げに。
3)目を開ける時に無意識に使っているおでこの筋肉(前頭筋)をほぐすと目がぱっちり!
親指と人差し指で咬筋を はさんでつかむ
ほお骨の下にある、口を開閉した 時に動くのが咬筋。このへりのく ぼんだ部分を反対の手の親指で とらえる。4 本指は軽く握り、人 差し指をエラ骨に引っかける。
つかんだ状態で あごを動かす
咬筋をしっかりつかんで押さえながら「あぐあぐ」と口を開け閉め。 6 回繰り返したら、筋肉に沿って親指を下にずらし計 3 カ所で行 う。反対側も同様に。
咬筋以外の筋肉のコリをほぐす
ほうれい線にアプローチ
まずはほおの筋肉をほぐす
鼻のわきにある「上唇挙筋・上唇鼻翼挙筋、ほお骨から 口角をつなぐ「大頬骨筋・小頬骨筋」をほぐしていく。
小鼻の脇に人差し指の第 1 関節をつけ、圧をかけたま ま左右に小さく動かす。目頭に向かって 4 カ所ほぐした ら、少し外側にずらし、同様に左右に動かす。計 16 カ 所、各 5 回ずつ。
たれ下がった ほおをふっく ら持ち上げ るメソッドは マリオネット ラインにも 効きます。
ほうれい線を薄くする トレーニング
人差し指と中指の腹の部分で小鼻の横を押さえつけ、「えおえお」と大きく口を動かす。「え」では前歯を見せ る。「お」は鼻の下をしっかり伸ばす。①と同様に計 16 カ所、各 10 回ずつ。
目元をぱっちりさせる
意外にコリやすいのがおでこ。このおでこのコリによってまぶたがたれ下がり、目が小さく見えてしまい ます。ここではしっかりとおでこの筋肉、前頭筋をほぐし、かつ目を開ける時に使う筋肉の硬直をほぐし、 目元をぱっちりさせるケアをしていきます。
おでこをもみほぐす
前頭筋をもみほぐしていく。図のような順番で計12 カ 所行う。額のしわが改善し、目が開けやすくなる。
眉頭の上に両手のこぶしの平らな面をあてる。一度グッと 持ち上げ、圧をかけながら外側に向かってクルクルと 5 回 まわしてもみほぐしていく。おでこのシワを伸ばす感覚で。
眉毛の中の筋肉をほぐす
目を開ける時に使う筋肉の硬直をほぐす。左右同時に行い、 眉頭から眉の中心、眉尻、目尻へと位置をずらして4 カ所。
人差し指はカギの 形に曲げ、第一関 節から第二関節 の平らな面で。
両手で人差し指を眉頭にあて、ひじをつき、頭の重みで圧 をかける。この状態で「うんうん」「いやいや」と首を小さ く縦と横に振る。各 5 回ずつ位置を 4 カ所に分けて行う。 筋肉がほぐれて目元も一気にすっきり。