看護師・ 体外受精 コーディネーター

サプリメントに関する相談など 医療以外でも細やかにサポート

医師に話せない些細なことも相談できるなど、不 妊治療において看護師は患者さんの心強い支え に。サプリメントなど医療以外でも気軽にアドバ イスしてもらえる、秋山レディースクリニックの ケースを紹介します。

看護師の心理的フォローで 不妊治療をよりスムーズに

治療を初めて受けられる時、不安を感じる方もいらっしゃいますし、いざ治療を始めてからも、なかなか結果が出ない場合は精神的に追い詰められてしまうことも。そんな時、患者さんの心の支えになれるのが看護師だと思っています。

医師にはなかなかいい出せないような悩みや、辛く悲しい気持ちをお伺いし、その場その場で心理的なフォローアップをしていくことは治療をスムーズに進めていくうえで欠かせないことだと考えています。

また、最近は医療だけではなく、サプリメントなど補助的なものを求めている患者さんも多くいらっしゃいます。当院ではその要望にいつでも応じられるように、知識を積んだ看護師長を担当とし、その方の状態に合う適切で安全なサプリメントをご紹介するようにしています。

秋山 芳晃 先生 島東京慈恵会医科大学卒業。東京慈恵会医科大学附属病院、国立大 蔵病院に勤務後、父親が営んでいた産科医院を継ぎ、不妊症・不育症診 療に特に力を入れたクリニックとして新たに開業

看護師長(助産師/体外受精コーディネーター) 澤部由紀子さんに質問しました!

どのようなきっかけで 看護師に なったのでしょうか?

母親が看護師で、幼少期からずっとその姿 を見て育ちました。子供の頃は単純に、白 衣の天使であるナースの見た目に憧れてい ましたね。高校生になった頃は建築デザイ ンに興味を持ち、その道に進もうと考えて いたのですが、ある日、母と友人がいる病 院を訪ねた時、母が暗い表情でベンチに座っ ている高齢の患者さんに「赤くて素敵なお 洋服ねー!」と声をかけたんです。 そうしたら一瞬でパーッと明るい笑顔に なったんですね。その姿を見て「いいな。私 もいろんな人を笑顔にしていきたいな」と 思い、看護の道へ進むことになりました。

患者さんに接するときに 気をつけていることは ありますか?

私は助産師でもあるのでお産も経験してい ますが、子どもを産んだ人は子育てすること で  「頑張っているね」といわれます。不妊 治療をしている人はそれ以上につらい思いを し、とても頑張っています。しかしその努力 を認め称賛されることはありません。さらに、 結婚して妊娠するのは当たり前」という周 りのプレッシャーのなか、みなさん、苦しん でいるんですね。
  私たち看護師は患者さんが努力したり頑張っ ていることを間近で見ているからこそ、その気 持ちをしっかり受け止め、認めるようにしてい ます。感情が溢れ、泣いてしまう方もいますが、 そうすることで気持ちが少し整理され、また次 の活力にしていただけるといいですね。

サプリメントに 興味を持った きっかけは?

当院では栄養士が BMI = 30kg/m2以上 の方に栄養指導をしているのですが、食生 活を少し改善しただけですぐに妊娠する患 者さんが多くいらっしゃるんですね。それ を見て、食事や必要な栄養を摂ることは妊 娠にとって重要だと実感し、サプリメント に力を入れるようになりました。

患者さんにアドバイスする以上は安全 で、効果が高い可能性のあるものをおすす めしたいと思い、メーカーに問い合わせて 成分の詳しい情報やデータを取り寄せた り、栄養素について徹底的に勉強しました。 状態にあわせて様々なサプリメントをご用 意しているので、迷っている方はぜひ気軽 にご相談ください。

澤部由紀子さん 体のサビを防いで 妊娠力アップ! 本院では酸化ストレステスト を導入しています。酸化= 体のサビは妊娠を妨げる原 因に。酸化ストレス度が高 い方は、抗酸化物質を含有 したサプリメントなどもおす すめしています。
>全記事、不妊治療専門医による医師監修

全記事、不妊治療専門医による医師監修

不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。本サイトの全ての記事は医師監修です。