子宮外妊娠の経験から、思い切って体外受精へ

必ず再び我が子に逢いたい!意地のようなものが不妊治療を続ける原動力になりました

愛する人の子どもを産みたいという、BOOさんの純粋な思いから不妊治療へ。それが実を結び、ただ今、妊娠ライフ真っただ中!

仲良し夫婦なのに、なぜかスタート地点はセックスレスからの脱却

BOOさんが不妊治療についてをつづったブログ『一体コウノトリはどこにいるんだ 』。

2007年7月にスタートして以来、PV数が1日2万5千アクセスもある人気ブログです。 約2年半の不妊治療を経て、現在、妊娠6ヶ月。ここまでの道のりは、決して平坦ではなかったはず。そんなBOOさんに、 不妊治療に至るまでから現在までを語っていただきました。

「結婚してから3年ほどたったころに、子どもが欲しいと考えるようになりました。とても仲良しなのにセックスレスな夫婦でしたから、子どもができるはずもなかったのですが、まずは自分の体のチェックをしてもらおうと、婦人科にかかったのが最初です」

その結果、特に体の問題はなかったといいます。それから、ご主人に子どもが欲しいというBOOさんの思いを伝え、根本的な問題だったセックスレスを脱却。そして、毎月、排卵のタイミングをはかり、子作りに向かって歩き始めたのだそう。

「それから約3年後に妊娠したのですが、子宮外妊娠でした。 せっかく授かったのに……。それでものすごく落ち込み、その後の2年間は、そのことばかり考えてました。と同時に、私は自然妊娠ができるんだ、という安心感のようなものもありました」

年齢的な焦りを感じ、思い切って体外受精を決意

鍼灸や漢方など、効果があるといわれる療法は全て試しながらタイミングをはかっていたにもかかわらず、次の妊娠がないまま年月は過ぎていきました。 毎月、毎月、生理が来る直前の基礎体温の下降を見ては落ち込 み、BOOさんの年齢はいつの間にか36歳になっていました。

いよいよ年齢的にも焦りが出てきたこともあり、体外受精を決意します。そして体外受精で有名な専門病院の門をたたきます。

「治療を始めたことで、最初のころは、“きっとすぐに妊娠できる”と、気持ちはずっと楽になりました。一人で思い悩むこともなくなり、落ち込んでいる暇も与えてもらえないくらい、追われるような治療でしたから(笑)。だけど、スムーズにはいきませんでした。お金は次々と出ていきますし、注射や採卵の痛みも我慢しながらも、結果が出ないことへの失望の連続でした」

1年間に、採卵を5回、移植を3回というハードな不妊治療生活を経て、ようやく妊娠反応!しかし、喜びもつかの間、ドクターからは妊娠8週目で稽留流産という悲しい結果が告げられます。

「心拍が確認されたら流産の確率は減るといわれているのに、心拍確認後の稽留流産だったんです。“どうして神さまは新しい命を奪うのか?”と散々泣きました。それからこのまま、 同じ病院で治療を続けていくかについて、一度リセットして考えることにしました」 BOOさんにとって、この悲しい出来事が、結果的にターニングポイントとなり、転院のきっかけとなりました。

流産をきっかけに転院して再スタートを切りました

「このまま同じように採卵と移植を繰り返すよりも、良い卵が取れない原因 = PCO(多囊胞性卵胞)を解決できる病院に変えようと考え、それまでの病院と同系列ではあるのですが、 別のクリニックへと転院しまし た」

転院したところでは、妊娠しなかったら、“ はい次!” というのではなく、原因と結果を検証しながらの治療だったそうです。時間のかかることではあったけれども、納得して次へと気持ちを切り替えられたので、そ のときのBOOさんには合っていたのだといいます。それから半年、ついに、妊娠を遂げます。

「けれど、9割だめだろうという状態からのスタートだったので、手放しで喜ぶことはできませんでした。とにかくクリニッ ク卒業といわれるまで生きた心 地がしませんでした」 妊娠はしていても、妊娠を継続できるかどうかはまだわからないという状況。凄まじい不安と恐怖に襲われながらも、必ず今度こそこの命を守ると誓っていました。

「移植から毎回診察の時は、両手にそれぞれお守りをにぎって内診台に上がりました。やっと6ヶ月を過ぎ胎動も始まり、この命をより愛しいと思いながらも、今でも不安がどこかにあります。この子が無事に生まれてこそスタートであり、妊娠は決してゴールではないですからね」

自然妊娠ができると思っていたところから、痛くてつらい治療に悲しい出来事……。多くのことを乗り越えて、今、妊娠6ヶ月のBOOさん。

「あるときから、“必ず再び我が子に逢いたい!”という意地のようなものが、つらい治療を続ける原動力になっていました」

どんなときも、「常に君のそばにいるよ」とおっしゃってくれる優しいご主人が、支えてくれたとも。結婚して14年目。夏には赤ちゃんが加わって、3人家族になります。

「不思議なことに、ものすごく暑い日に産むんだろうなぁと、 なんとなく昔から感じていたんです。悲しい経験もしましたし、 金銭的にも大変ではありましたが、高度(不妊)治療をしたことについては、本当に良かったと思っています」

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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。