まいたけさん(43歳)
今年いっぱいが治療のひとつの目処だと考えています。
限られた時間で、移植可能な卵胞を得る可能性を高める治療方法を、保険適用内と自費との両方で知りたいです。
複数考えられる場合は、それぞれの可能性の高さの違いや、良い点、問題点も比較できるように教えて頂けると有難いです。宜しくお願い致します。
宇津宮先生に、お話しを聞いてきました。

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
① 「卵子の質」よりも、まずは「母体の健康」
43歳という年齢を考えると、移植可能な良い卵子を得るために特別なサプリメントを探し回る必要はありません 。それよりも、今すぐに向き合わなければならないのは体重の問題です 。
身長153.5cmに対して体重35kg(BMI 14.5)というのは、あまりにも痩せすぎです 。この状態のまま妊娠したとしても、お子さんに様々な障害が出てしまうリスクがあります 。理想的には55kg、少なくともあと7〜8kgは増やしてBMI 18(42kg程度)を目指さなければなりません 。「太れない」という体質もあるでしょうが、まずは妊娠に耐えうる体作り、一般的な健康管理を何よりも優先してください 。
② 着床前診断(PGT-A)の検討
自費診療で進めるのであれば、PGT-A(着床前診断)が最も効率的で、これに尽きると言っても過言ではありません 。 43歳の場合、染色体などに問題のない「良い卵子」は10個に1個あるかないか、という厳しい現実があります 。それを覚悟の上で、1回の採卵で5〜6個の胚盤胞を得ることを目標に進めるのが理想です 。
自費診療となるため、1クールで80万円から100万円ほどかかる高額な治療にはなりますが、お金を貯めてこの検査を受けることが、結果として一番の近道になるはずです 。

③ その他の気になる症状について
月経時の様々な症状についても気にかかります 。単なるPMS(月経前症候群)ではない可能性も考え、他の疾患が隠れていないか注意しておく必要があります 。
④ 先生からのメッセージ
2024年時点でのAMHが2.7という数値は、年齢の割にまだ頑張れる希望がある数値です 。まずはしっかりと食べて体力をつけ、PGT-Aという有効な手段を視野に入れながら、効率の良い治療を目指していきましょう 。