【Q&A】子宮内フローラの変動とサプリメント効果の関係~池永晃大先生【医師監修】

みかんさん (42歳)

子宮内フローラの結果に変動はありますか?
子宮内フローラ検査の2週間前(2025年12月末から)にラクトフェリン1日6錠、プロバイオティクスIII膣錠1日1個と内服1錠を毎日続けました。
結果はラクトバチルス98.4%、Gardnerella1.5%,Ohters0.1%でした。

この結果から、もともと子宮内フローラが良い体質だったのか、2週間のサプリや膣錠の効果があったのかが気になりました。子宮内フローラはどのくらいで効果が出るものですか?

2026年2月に移植周期に入り、3 月に移植をする予定です。
サプリ摂取と膣錠のルーティーンを続けていくこともお金がかかるために、もともとフローラが良い体質であれば、今日からラクトフェリンを1日3錠へ減らし、移植日2週間前から膣錠を入れることでも同じ効果があるでしょうか?
また今のサプリ摂取と膣錠のルーティーンを止めた場合は菌叢の占有率はすぐに下がるのでしょうか?

ご教示いただけますようよろしくお願いいたします。

馬車道レディスクリニックの池永先生に聞いてみました。

【医師監修】馬車道レディスクリニック 池永晃大 先生
東京慈恵医科大学医学部卒業。東京慈恵医大産婦人科、恵愛生殖医療医院、獨協医科大学埼玉医療センターリプロダクションセンターを経て、馬車道レディスクリニックに副院長に就任。
日本産婦人科学会産婦人科専門医。日本生殖医学会生殖医療専門医。

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

●子宮内フローラの変動はどのくらいの期間で起こるものですか?

私の経験上では例えば子宮内フローラが乱れている方の場合ですとサプリメントを始めてから子宮内環境が改善するまでにはだいたい1~2ヶ月程度かかります。よって、数日程度ではあまり変動はないと思われますが、月単位では変化が起きる可能性はあります。

●現在のサプリと腟錠の使用がフローラに与えた影響

子宮内フローラ検査の2週間前よりラクトフェリンとプロバイオティクスを併用していただいていたとのことですので、子宮内フローラの改善にはある程度寄与している可能性があります

●ラクトフェリンを減量しても同じ効果が期待できるでしょうか

質問者様の場合ですと、ラクトバチルスが98.4%と良い状態を保てているため、ラクトフェリンをある程度減量しても状況が悪化する可能性は低いと思われます。しかし、ラクトフェリンはメーカーによって効果や分量が違うため、それにより期待される効果には差がある点には注意が必要です。

●サプリや腟剤の使用をやめた場合、フローラの状況はすぐに変わるでしょうか

すぐには変化することは考えにくいですが、使用をやめて数か月から年単位の期間が空くと変化する可能性があります。

●これからの移植に向けたフローラ管理の最適な方法

移植に向けて子宮内を良い状態を保つことが大事ですので、移植までの期間にラクトフェリンとプロバイオティクスの併用を継続することが望ましいです。質問者様の場合ですとフローラ検査の結果が良かったため、費用を抑えたい場合はある程度ラクトフェリンやプロバイオティクスを減量してもすぐに子宮内環境が悪化してしまうことはないと思われます。
また、ラクトバチルスには種類があり、ラクトバチルスイナーズという種は子宮内の環境を悪化させてしまうともいわれているため、ラクトバチルスイナーズが検出されている場合はラクトフェリンとプロバイオティクスの併用をしっかりと継続することがおすすめです。

>全記事、不妊治療専門医による医師監修

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