【Q&A】体外受精前にできる対策~福田雄介先生【医師監修】

れれれさん (41歳)

体外受精をするにあたり、保険適用が3回なのでできるだけ確率を上げたいと思っています。
妊娠率を上げるために体外受精前に受けたほうがよい検査や他にできることを知りたいです。

福田ウイメンズクリニックの福田先生に聞いてみました。

【医師監修】福田ウイメンズクリニック 福田 雄介 先生
東邦大学医学部卒業、東邦大学医学部大学院修了。医学博士(東邦大学 平成22年)。米国ペンシルベニア大学生物学教室留学、東邦大学医学部産婦人科学教室講師などを経て、福田ウイメンズクリニックの院長に就任。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医・指導医。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医。

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

●妊娠率を上げるために体外受精前に受けるべき検査を教えてください。

妊娠しない原因が、卵管のピックアップ障害や卵管の輸送障害であるならば体外受精で障害を補えるため追加の検査などは必要ありません。受精障害がある場合は顕微授精の適応になりますが、これは体外受精で受精しなかった場合に診断されます。着床障害については実際に胚移植を行なっても着床しなかった場合に考えられます。不育症についても流産を繰り返す場合に疑われ検査をする形になります。すでに不妊症の検査がしっかり行われているならば受けるべき検査はないかと思います。精液検査の結果がよくないため精索静脈瘤の検査やホルモン検査などは行った方が良いと思います。

●ERA検査やEMMA検査について先生でしたらどのように提案されますか?

一般的に体外受精で着床しない原因を調べたい時に行う検査になります。
ERA検査についても2回以上良好胚盤胞を移植しても結果がでない場合に提案します。理由としては移植経験がない患者さんに検査しても異常が出る確率は数%と不妊症の患者さん全ての人に異常が出るわけではないので初めから検査は勧めません。ただ、患者さんそれぞれ状況は違うので検査のタイミングは相談になります。

●PGT-Aなどの遺伝的検査の有用性について先生のご意見をお聞かせください。

PGT-Aの有用性は示されているので検査を希望する場合は行なっても良いと思いますが、採卵や胚移植を含めて保険適用ではないので、保険適用での体外受精を考えているならば併用はできません。保険診療の中で結果が出なければ検討するか患者さんの希望があれば早めに自費で検討する形となります。

●妊娠率を上げるために推奨されるサプリメントはありますか?

葉酸やビタミンD、あとはプロバイオティクスをお勧めします。

●妊娠率向上のためのライフスタイルの改善方法を教えてください。

当たり前のことですが、規則正しい生活、食事、運動を心がけてください。

>全記事、不妊治療専門医による医師監修

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