【Q&A】卵管閉塞の妊活ステップ~藤野 祐司先生【医師監修】

みかんさん (28歳)

子宮外妊娠をしてその後の検査で卵管造影検査で右側の卵管閉塞が見付かりました。
クリニックで卵胞チェックしてもらってタイミング法にするか体外受精にするかを悩んでいます。
クリニックではタイミング法→人工授精→体外受精と段階を踏むことが多いみたいですが右側の卵管閉塞を考慮してすぐに体外受精を始めてくれたりするのでしょうか。
私たち夫婦は段階を踏むよりは1日でも早く2人目が欲しいのですが、、。

藤野 先生に聞いてみました。

【医師監修】ウィメンズクリニック本町  藤野 祐司 先生
大阪市立大学医学部卒業。藤野婦人科クリニックの院長を務めた後、平成28年にウィメンズクリニック本町を開院。
ご夫婦・ご家族の“夢”の実現に向かって、希望を叶えられるよう、患者さんの状況に合わせた診療を提供することを大切にしている。
日本産婦人科学会専門医、生殖医療専門医。

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

●右側の卵管閉塞がある場合、タイミング法での妊娠の可能性はどの程度ですか?

卵管閉塞の原因が何であるかは不明ですが左卵管の機能が保たれているのであれば左卵巣からの排卵でのタイミング法で妊娠可能です。ただ、一般的に排卵は左右にある卵巣から交互に排卵される事が多いので2ヶ月に1回となる可能性があります。

●右側の卵管閉塞を考慮した場合、体外受精を早めに始めることは可能でしょうか?

クラミジア感染既往や子宮内膜症などがあり卵管機能に影響を及ぼしている場合などであれば左卵管の機能低下も推察できますのでタイミング法や人工授精を飛ばして早めに体外受精実施も可能であると思います。

●卵管閉塞がある場合、体外受精の成功率はどのように影響されますか?

卵管性不妊症の場合は体外受精の妊娠率は50%以上になるとお考えください。

●体外受精を行う場合、治療期間はどのくらいを見込むべきでしょうか?

体外受精の治療期間は1〜2ヶ月あれば可能です。

●2人目の妊娠を早く希望していますが、先生でしたらどのような提案をされますか?

年齢、妊娠歴などを考慮して、健常側からの排卵時にタイミング→人工授精を実施して結果が出ない場合に体外受精へステップアップと進まれることが一般的です。卵管造影検査の結果で閉塞の無いとされる左卵管の機能の低下(例えば、クラミジア感染による卵管采の癒着や子宮内膜症による骨盤内癒着による造影剤の流出不良など)が推察される場合は体外受精治療の選択となるかと思います。

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