【Q&A】保険で治療中、保険適用外の検査を希望していますが…~中村先生

さんさん(29歳)  
ヒューナー検査が不良のため、抗精子抗体検査を希望しましたが「保険適用外になるため、これ以降は治療も保険適用外になります」と言われました。
検査一つでも保険適用外であれば、今後一切保険適用で治療できないのでしょうか。
タイミング法6回以上、人工授精4回、自己流は通院以外で毎月チャレンジしていますが、一度も陽性になりません。
ヒューナー検査不良(3回とも)、子宮内フローラ少ない(2年前検査)、腺筋症状(2年前検査)という項目が気になりますが、年齢的にも大きな問題䛿ないと言われ、その他一般的な検査でも異常はありませんでした。
体外受精に進むべきでしょうか。他に取り組める事項はあるのでしょうか。

なかむらアートクリニックの中村先生に聞いてみました。

なかむらアートクリニック 中村拓実 先生
札幌医科大学卒業後、同大学産婦人科教室入局。その後木場公園クリニック、みなとみらい夢クリニックを経て2015年になかむらアートクリニックを開設。患者さんの立場になって、治療について親切にわかりやすい説明を行い、こまめにコミュニケーションを取れる環境づくりを心がけている。納得して治療を受けられる」「安心できるから治療中リラックスできる」と、多くの患者さんからの信頼も厚い。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
フーナー検査が不良のため人工授精を4回行ったという経過ですね。人工授精での妊娠は6回程度で頭打ちになるとされています。実際に、5回目、6回目で妊娠する方もいらっしゃいますので人工授精をあと数回、継続してもよいと思います。
もし妊娠に至らない場合は、新規の検査を行うというよりも体外受精を検査するのが一般的です。葉酸や乳酸菌等の摂取はすでに行っていると思いますので、継続してください。なお、保険医療機関では、保険外の検査について患者さんのご希望に添えない場合がございます。
>全記事、不妊治療専門医による医師監修

全記事、不妊治療専門医による医師監修

不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。本サイトの全ての記事は医師監修です。