【Q&A】着床不全の可能性は?~岩川先生【医師監修】

さあこさん(39歳)

移植4回が終わり、保険適用残り2回となりました。
残り回数を考えると不安もあり「陰性は年齢も高くなっていることもあり胚の染色体異常が、ほとんど」とは主治医から言われています。
フローラ検査は2回しました。
1回目は陽性出ており、以降3回陰性です。
主治医からは言われていませんが、着床不全には当たらないのでしょうか?
主治医は「他に検査するものはない」とのことなので、このまま採卵、移植を続けていくべきでしょうか?
他に検査した方が良いものはないでしょうか?
日常生活では睡眠をよく取り、妊活鍼灸にも4か月ほど通っています。

岩川先生にお聞きしました。

【医師監修】竹内レディースクリニックART鹿児島院 岩川 富貴子 先生

佐賀大学医学部卒業。鹿児島県立大島病院、鹿児島市立病院、鹿児島大学医学部歯学部附属病院、済生会川内病院等を経て、2017年竹内レディースクリニック入職。2019年竹内レディースクリニック 副院長就任

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
2人目の妊娠がなかなかうまくいっていないのですね。
フローラ検査され、治療も受けられていますので、かかっている病院でも言われているように、生児までいかない原因の一つとしては胚の染色体異常が挙げられます。胚の染色体異常の場合、胚の見た目ではわかりませんし、「胚の染色体を正常にする方法」はありません。
胚の染色体異常に対する対処法としては着床全遺伝子診断(PGT-A)があります。
保険適応ではありませんが、ご興味があるようであれば、検査を実施している病院で話を聞いてみてもいいと思います。着床不全に関しても、ほかの検査がないかセカンドオピニオンをしてみてもいいかもしれません。
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