クラミジア陽性とタイミング法について

厚仁病院 生殖医療部門　松山 毅彦　先生
東海大学医学部卒業。小田原市立病院産婦人科医長、東海大学付属大磯病院産婦人科勤務、永遠幸レディースクリニック副院長を経て、1996 年厚仁病院産婦人科を開設。厚仁病院理事長。日本産科婦人科学会専門医。日本生殖医学会生殖医療専門医。

松山先生●血液検査での陽性のみで子宮の出口の検査や精液・尿検査でマイナスであれば、性行為は制限しなくてもよいでしょう。逆に、そのいずれかで陽性が出ているのであれば、現時点でそこにクラミジアがいる、ということになるので、性行為は避けたほうがいいと思います。シリンジ法に関しては、男性側がもしクラミジアに罹っているとすれば、精子の通り道（精管）を通っていくので当然そこにクラミジアが混ざってきます。そして、それを女性側の腟に入れるわけですから、やはり完治するまでシリンジ法も避けていただいたほうがよいでしょう。