【Q&A】妊活中の激しい運動について~藤野剛先生【医師監修】

ひげさん(34歳)
現在、ズンバというダンスエクササイズに週1〜2回通っています。
1回60分のプログラム、激しいエアロビやボクササイズくらいの強度です。
しかし60分以上の激しい運動は妊娠率を下げると聞いたことがあり、とても心配です。
念のため、妊活を開始してから排卵日付近以降はズンバになるべく行かないようにしていますが、そうすると月の半分近くは行けないことになります。
インターネットサイト等ではジョギングやウォーキングが勧められていて、そのような運動に切り替えたほうがいいのだろうと思うのですが、終わりの見えない妊活中、ずっと好きな運動を我慢し続けなければいけないのかな……と悩んでいます。
1回60分を超える激しい運動は避けたほうがいいのでしょうか?
それとも週に数回程度であればあまり気にしなくてもいいのでしょうか?

藤野剛先生にアドバイスしてもらいました。

ときわ台レディースクリニック  藤野 剛 先生
帝京大学医学部卒業、帝京大学医学部産婦人科入局。焼津市立総合病院、帝京大学医学部付属病院、大川病院を経て2008年9月ときわ台レディースクリニック開業。一般婦人科にも対応し、地域に根差した診療を心がけています。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
激しいエクササイズとのことですが確かに妊活に際してウオーキング等の軽い運動を週2回、1回30分程度行うよう推奨しております。
過度な運動は逆に疲労や脱水などの体液バランスのくずれを招きかねない為注意するよう指導しております。
程度問題ですが質問者様のようにエクササイズを我慢することにより、ストレスが溜ますようでは逆効果なため、1回の時間を減らすとか週に1回に減らすとか工夫をされたら良いと考えます。

運動の時期が排卵や着床に影響を及ぼす可能性は低いと考えます。
プロのアスリートでも現役活動中に妊娠はされるわけですから。
>全記事、不妊治療専門医による医師監修

全記事、不妊治療専門医による医師監修

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