SNSで妊活部を立ち上げ。深い話ができる仲間とつらさも楽しさも共有しています。

大阪府 まいさん(39 歳)家族/夫・たかしさん(43 歳)37 歳で結婚し、すぐに妊活開始。2021年1月から不妊治療専門クリニックへ。4月には人工授精から顕微授精にステップアップ。これまでに採卵6 回、移植5回。現在は無痛性甲状腺炎と診断されたこともあり、移植待ちの状況。
 不妊治療を開始して2年半になるまいさん。昨年3月には16年間続けた保育士の仕事を辞め、現在は治療に専念しています。なかなか採卵がうまくいかなかったり、妊娠判定の陰性が続いたりして落ち込むことがあっても、早めに気持ちを切り替えることを心がけているそうです。というのも、妊活においてメンタルを安定させることはとても大切だと考えているからです。
「保育士時代、先輩が言ってくれた『心と体が整えば、お母さんになれるよ』が私にとって魔法の言葉。メンタルがやられると体調も悪くなるので、まずは心の健康を大切にしています」
 そんなまいさんがSNS上で「妊活部」を立ち上げたのは今年1月のこと。「朝、ウォーキングをしていたのですが、一人では続かないのでインスタグラムで一緒に頑張ってくれる仲間を募り、まずは『朝活部』を始めました。それが支えになってくれていて。妊活も仲間がいたら楽しく頑張れるかなと思ったのがきっかけです」
 部員は現在43名。ライングループで誰かが「ちょっと話さない?」と声をかけると参加できる人が集まって、リモートで雑談することが多いそう。治療に関する悩みだけでなく、昔の恋バナやハマっている芸能人のことなど内容はバラエティーに富んでいるそうです。「治療の進捗をアップした人に応援メッセージを送ることも。リモートでみんなの顔が見え、声が聴けるだけですごく元気になる。常に仲間がそばにいてくれるという安心感があります」。
 今年40歳になるまいさん。6月、新たに「40代の会」も作りました。すでに部員は32名。「妊活部」同様、リモートで話をして、互いに励まし合っているそうです。
「先日は他県に住む妊活部の仲間に会いに行きました。リモートで会っているので初対面という感じがまったくなく、不妊治療のつらい思いなどをすぐに共有できました。気持ちの深いところで支え合えているなと実感しています」
 妊活部を始める前、不妊治療を経て妊娠した地元の友人に「人と比べなくていい、治療にはそれぞれのストーリーがある。自分のストーリーを大切にして」と言われました。夫・たかしさんも「人と比べても何も変わらないよ」と。「確かにそうだな」と思いつつも、誰かが妊娠するとうらやましく感じるのもまた事実。けれど、SNSを通して多くの妊活仲間を得てから気持ちがタフになり、人をうらやむことがなくなったと言います。実際、めでたく妊娠した部員には「ママになっても仲間だよ」と声をかけているそうです。
「妊活ママ部、みたいな感じで妊娠後もつながっていけたら。彼女たちの頑張りを知ることができたおかげで、町で妊婦さんを見かけても心から『よかったね』と思えるし、そんな自分がうれしい。これからも仲間と支え合いながら楽しく過ごし、赤ちゃんが来てくれるのを待ちたいと思います」
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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。