俵史子先生にお伺いしました。
俵IVFクリニック 俵 史子 先生
2007年静岡市に開業。浜松医科大学に生殖周産期医学講座(寄附講座)を開設し、不妊治療後の妊娠・出産がより安全なものになるよう研究を行っている。また臨床教授、非常勤講師として将来の不妊治療医の育成にも従事。
2007年静岡市に開業。浜松医科大学に生殖周産期医学講座(寄附講座)を開設し、不妊治療後の妊娠・出産がより安全なものになるよう研究を行っている。また臨床教授、非常勤講師として将来の不妊治療医の育成にも従事。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
りんりんさん(33歳)
治療歴
PCO、子宮筋腫(様子見)、子宮内膜症(様子見)ウレアプラズマ4ヶ月で完治
不育症、血液凝固12因子、移植後バイアスピリン
タイミング法30歳妊娠→7w流産
AIH6回陰性
採卵1回目デュファストン法、8個採卵3個凍結
3日目初期胚→妊娠→8w流産
4bd陰性
4bd化学流産
採卵2回目デュファストン法
9個採卵→未熟卵5個、凍結胚なし
初めての採卵で初期胚を移植して妊娠に至り、今まで採卵結果についてあまり考える事がなかったのですが……
主治医の先生からは、
「1回目は採卵もあまりぱっとしなかったけど、今回2回目はもっとぱっとしない結果でした」との事でした。
次回は、アンタゴニスト法で行う予定です。
そこで質問です。
一般的に私と同じ位の年齢やAMHから、理想とする採卵数や、凍結胚獲得率は、どれ位なのでしょうか?
目次
検査データや治療歴、相談内容を見て、 どのような印象をもたれましたか?
今までの結果は残念でしたが、 ご年齢や胚移植での妊娠があることを考えると、ARTを継続されることでお子様を得られる可能性は十分あるのではないでしょうか。
一般的に相談者さんと同じくらいの年齢やAMH値の方では、採卵数や凍結胚獲得率はどのくらいを目標にすればよいのでしょう か?
PCOM、PCOSの方であれば、刺激の強さを調整することで採卵数も変わってくると思います。
2回の採卵で得られた数は多すぎず少なすぎず良い数だと思いまし た。
採卵数や胚盤胞を増やす方法について教えてください。
2回目採卵での成熟卵数が少ないことは、 次の採卵時には改善できるとよいと思いました。 薬剤の使用方法や採卵時期を調整することで成熟卵子は増える可能性があると思います。
次回はアンタゴニスト法で行う予定とのことです。この判断について、先生はどう思われますか?
私が主治医だとしても、 2回の採卵で結果が出なければ3回目は誘発方法を変更すると思います。 アンタゴニスト法は一つの選択肢になります。
診察しないでコメントをすることは難しいのですが、PCOS、 PCOMの方でクロミフェンCCの反応があるようでしたら、低刺激なども選択肢に入ると思います。