高橋敬一先生にお伺いしました。
高橋ウイメンズクリニック 高橋 敬一 先生 金沢大学医学部卒業。国立病院医療センター(現・国立国際医療研究センター)、虎の門病院を経て米国ワシントン大学に留学。1996年虎の門病院に復帰した後、1999年千葉市に不妊治療専門『高橋ウイメンズクリニック』を開院。2014年ベストドクター認定(ベストドクターズ社)。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
このめさん(34歳)
32歳の時に2度自然妊娠したものの、2回とも流産しました。
不育症かと思い、専門のクリニックで検査を受けたところ、血流が悪いことがわかりましたが、それ以外の問題ありませんでした。
そこで、高温期の中間からバイアスピリンを飲むようにアドバイスをもらい、それで妊娠できるでしょうとの診断をいただきました。
その後、夫とタイミングがとれないことが重なり、昨年の夏頃から不妊治療のクリニックに通い始めました。
ひと通りの検査を行って異常がなかったことと、先生からは「2度妊娠しているのですぐ妊娠すると思う」と言われましたが、まだ妊娠に至っていません。
シリンジ法でタイミングをとっていましたが、フーナテストを2回受けて精子が見当たらなかったため、人工授精を勧められました。
ちなみに精子不動化抗体の検査は問題ありませんでした。
人工授精を2回受けましたが結果䛿ダメで、気持ち的にも疲れてしまい、今年に入ってからクリニックをお休みしています。
4月から不妊治療の一部が保険適用になることもあり、治療を再開しようと思っていますが、年齢的に体外受精にステップアップすべきか、もう少し人工授精で頑張ってみた方がいいのか悩んでいます。
夫とはタイミングをとれるようになってきたので、なるべく自然に任せるべきか、早く体外受精にトライすべきか、アドバイスいただきたいです。
先生以外になかなか相談できるところがなく、セカンドオピニオンをいただければ幸いです。
2回の流産とその後の不妊症、 更に先が見通せないことでお疲れになってしまったのですね。
確かにしんどいかも知れませんが、2回の妊娠の実績があるので、おこなえる事をしっかりとおこなっていきましょう。
確かにしんどいかも知れませんが、2回の妊娠の実績があるので、おこなえる事をしっかりとおこなっていきましょう。
ただし、その場合には、子宮卵管造影検査が1年たつので、再検査を受けておいた方が良いでしょう。
生理痛がひどいことに対しては、超音波検査で子宮内膜症などがなければ様子を見ても大丈夫でしょう。
可能ならば、子宮鏡、 血小板凝集機能検査の再検査も受けてみてください。
今は自然に任せるのではなく、 積極的に治療をして良いと思います。
人工授精の時にも性交渉をどんどん持ってくださいね。
生理痛がひどいことに対しては、超音波検査で子宮内膜症などがなければ様子を見ても大丈夫でしょう。
可能ならば、子宮鏡、
今は自然に任せるのではなく、
人工授精の時にも性交渉をどんどん持ってくださいね。