高橋敬一先生にお伺いしました。
高橋ウイメンズクリニック 高橋 敬一 先生 金沢大学医学部卒業。国立病院医療センター(現・国立国際医療研究センター)、虎の門病院を経て米国ワシントン大学に留学。1996年虎の門病院に復帰した後、1999年千葉市に不妊治療専門『高橋ウイメンズクリニック』を開院。2014年ベストドクター認定(ベストドクターズ社)。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
ひよこさん(28歳)
卵管造影検査では卵管が通っていたのに、子宮鏡検査で「卵管口が見えない」と言われました。
私も映像を見たのですが、穴の確認はできませんでした。
実際に卵管造影検査後のゴールデン期に人工授精を2回しても陽性は出ていません。
卵管造影検査で卵管の通りは確認できているのに、子宮鏡検査で卵管が通っていないことはよくあることなんでしょうか?
卵管が見えないと言われて、ご不安のことと思います。
実際には、卵管造影検査と子宮鏡検査は、 検査する目的が異なります。
子宮卵管造影検査は、子宮内の形と卵管の通りの検査です。
子宮鏡は子宮内の様子を見る検査であり、 卵管の通りを見る検査ではありません。
子宮鏡で卵管口が見えなかったとしても、卵管が詰まっている疑いはありますが、確定診断にはなりません。
卵管造影検査で卵管は通っていたようなので、子宮鏡の水圧が不十分な場合には、 卵管口が見えにくいことはあります。
もしご不安ならば、 卵管造影検査か子宮鏡検査を再検査しては如何でしょうか。
実際には、卵管造影検査と子宮鏡検査は、
子宮卵管造影検査は、子宮内の形と卵管の通りの検査です。
子宮鏡は子宮内の様子を見る検査であり、
子宮鏡で卵管口が見えなかったとしても、卵管が詰まっている疑いはありますが、確定診断にはなりません。
卵管造影検査で卵管は通っていたようなので、子宮鏡の水圧が不十分な場合には、
もしご不安ならば、
子宮内膜を厚くする方法としては、①こまめに体を動かして血液循環を良くする。
②アスピリン、ビタミンE、アルギニン、 などのサプリメントをとる。
などがありますが、すでにサプリメントは使用しているので、 通常の対策はできていますよ。
②アスピリン、ビタミンE、アルギニン、
などがありますが、すでにサプリメントは使用しているので、
人工授精以外にも性交渉は増やしていますでしょうか。
また、より積極的に考えるならば、 HMG注射での排卵誘発も選択肢としてあります。
まだ人工授精は2回なので、めげずに頑張って下さいね。
また、より積極的に考えるならば、
まだ人工授精は2回なので、めげずに頑張って下さいね。