【Q&A】凍結胚移植前後の運動について~稲垣先生

妊活中の運動、大丈夫なのでしょうか?気になりますよね?

稲垣先生にご意見をに聞いてきました。

いながきレディースクリニック 稲垣 誠 先生 
1994 年、浜松医科大学医学部卒業。浜松医科大学医学部附属病院、鹿児島市立病院、聖隷沼津病院などで産婦人科医の経験を重ね、2012 年、不妊治療専門施設「いながきレディースクリニック」を開院。「お一人ひとりに寄り添いながら、それぞれの患者さまに合った最適な治療を心がけています」

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
かなっぺさん(38歳) 
採卵、顕微受精を終えて、現在9個を全胚凍結(想像以上に多く、びっくりしています)。
4月䛾下旬に移植の予定です。
実は4月の上旬にマラソン大会に参加する予定でしたが、激しい運動はダメとのことで、キャンセルすることに。
色々な情報を見て、マラソンくらいは大丈夫かな..と自己判断で続けていました。
4月下旬の移植に向けて、また移植後、運動面で気をつけるべきことなどがあれば、教えていただければ幸いです。
自分自身、仕事が運動指導(シニアのリズム運動や筋力トレーニング等激しくはないと自分で思っています)のため、とても気になっています。
胚移植後の運動についてですが、当院ではこのようにお伝えしています。

・日常生活は特に気を付ける必要はありません
・運動については体力づくり、レクリエーションレベルにとどめてください
・競技レベルの運動は避けてください
・日常生活の範囲を逸脱した高負担の家事、業務、引っ越し(家具の移動)などは避けてください

運動強度は個人差が大きいので、やはり患者さまの生活に配慮した指導が必要と考えております。
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