福田先生に聞いてみました。
福田ウイメンズクリニック 福田 勝 先生 順天堂大学医学部・同大学院修了。米国カリフォルニア大学産婦人科学教室留学後、順天堂大学医学部産婦人科学教室講師を経て、1993 年福田ウイメンズクリニック開院。2018 年10 月に、より最寄り駅に近く、広々とした場所にクリニックを移転しました。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
emiさん (41歳) 39歳から不妊治療を始めました。
昨年7月に採卵し、8月に4AA(融解後変わらず)移植して妊娠しましたが、心拍確認できなくなり、9週目での稽留流産と診断されました。1度目の流産ではありましたが、年齢もあったので絨毛染色体検査を提案され、行ったところ正常胚でした。不育症の検査を受けると、カルジオリピンIgG抗体、プロテインの数値が若干ひっかかり、血栓ができやすいことがわかりました。
次の移植の時はアスピリンを飲むようにと言われ、3月に移植(胚盤胞、4AAから融解後5AA)をしました。結果は陰性。BT10でHCGは、1.7でした。医師の説明は「着床はしたけれどもその先育たなかった」という事でした。
内膜もホルモン数値も問題なしだったので、5AAとなっても染色体異常の卵ということもある、という見解でした。
次回は、再度移植するか(グレードが4BBや、4AB、6日目胚盤胞などなので)40歳ではありますが採卵も検討しています。
よく、みなさんの体験談を見ると2個移植されたと見たりします。
私は33歳の時に円錐切除をしていますが、その場合は難しいのでしょうか?
以下質問です。
1)1度でも妊娠をしたことがあれば、子宮内膜炎やTRIO検査などは必要ないのでしょうか?
2)子宮鏡検査は、最初の移植前に行い異常なしでした。流産していますが、再検査は不要でしょうか?
3)年齢的に出来ることはしたいと考えております。今後の治療はどのようにしたらよいのでしょうか?
昨年7月に採卵し、8月に4AA(融解後変わらず)移植して妊娠しましたが、心拍確認できなくなり、9週目での稽留流産と診断されました。1度目の流産ではありましたが、年齢もあったので絨毛染色体検査を提案され、行ったところ正常胚でした。不育症の検査を受けると、カルジオリピンIgG抗体、プロテインの数値が若干ひっかかり、血栓ができやすいことがわかりました。
次の移植の時はアスピリンを飲むようにと言われ、3月に移植(胚盤胞、4AAから融解後5AA)をしました。結果は陰性。BT10でHCGは、1.7でした。医師の説明は「着床はしたけれどもその先育たなかった」という事でした。
内膜もホルモン数値も問題なしだったので、5AAとなっても染色体異常の卵ということもある、という見解でした。
次回は、再度移植するか(グレードが4BBや、4AB、6日目胚盤胞などなので)40歳ではありますが採卵も検討しています。
よく、みなさんの体験談を見ると2個移植されたと見たりします。
私は33歳の時に円錐切除をしていますが、その場合は難しいのでしょうか?
以下質問です。
1)1度でも妊娠をしたことがあれば、子宮内膜炎やTRIO検査などは必要ないのでしょうか?
2)子宮鏡検査は、最初の移植前に行い異常なしでした。流産していますが、再検査は不要でしょうか?
3)年齢的に出来ることはしたいと考えております。今後の治療はどのようにしたらよいのでしょうか?
一度妊娠していることから着床の窓は合っていると思います。
ERA検査は必要ないと、ラクトフェリンを飲んでいるのでEMMA検査も必要ないと、ただ慢性子宮内膜炎の検査であるALICE検査はお勧めいたします。
したがってTRIOではなくその一部であるALICE検査で十分と思います。
子宮鏡の再検査は必要ないと思います。 2個移植は妊娠率を上げます。
円錐切除を行っていますので頚管の長さによりますが早産に注意が 必要な場合があります。
また2個移植で多胎になった場合は早産になりやすくなります。
従って周産期の管理をしっかり行ってもらう必要があります。
年齢を考え採卵で凍結保存胚を増やすのがよいと思います。
しっかりした治療を受けられていますので心配はないと思います。