2人目の子供を望むとき、年齢も一度目とは異なり、思うようには進まないという人が多いようです。
なかなか着床しない、時間も限られている・・、焦ってきますよね。
稲垣先生にご意見をに聞いてきました。
いながきレディースクリニック 稲垣 誠 先生 1994 年、浜松医科大学医学部卒業。浜松医科大学医学部附属病院、鹿児島市立病院、聖隷沼津病院などで産婦人科医の経験を重ね、2012 年、不妊治療専門施設「いながきレディースクリニック」を開院。「お一人ひとりに寄り添いながら、それぞれの患者さまに合った最適な治療を心がけています」
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
にこさん(43歳) 40歳で1人目を出産しました。
仕事復帰の時期もあり、子どもが1年半を迎える前に2人目の不妊治療を再開しました。
1人目の時凍結していた胚盤胞を3つのうち1つを移殖したものの着床せず、子宮内検査を実施。
荒れていたため薬で膣内環境改善など試したあと残りの2つを順に移殖しましたが着床しなかったため、PGT-Aに踏み切りました。
PGT-Aは2回実施。1回目は4つ検査に出しましたがすべて結果が出ず、2回目は4つ検査に出して1つが良好胚、もう1つが高頻度モザイク胚でした。
2022年1月下旬に良好胚を戻しましたが、2月4日、着床せずに終わってしまいました。
現在43歳です。私はどうしても授かりたい!と思ってます。
次もう一度採卵をしてPGT-Aを行う予定ですが、この先の治療法として他に何かアドバイス欲しいです。
ERA検査もあるとは聞いてますが、そちらもやってみた方がよいですか?
最近の採卵で5~7つ取れ、そのあと胚盤胞までは3~4つくらいという状況です。
仕事復帰の時期もあり、子どもが1年半を迎える前に2人目の不妊治療を再開しました。
1人目の時凍結していた胚盤胞を3つのうち1つを移殖したものの着床せず、子宮内検査を実施。
荒れていたため薬で膣内環境改善など試したあと残りの2つを順に移殖しましたが着床しなかったため、PGT-Aに踏み切りました。
PGT-Aは2回実施。1回目は4つ検査に出しましたがすべて結果が出ず、2回目は4つ検査に出して1つが良好胚、もう1つが高頻度モザイク胚でした。
2022年1月下旬に良好胚を戻しましたが、2月4日、着床せずに終わってしまいました。
現在43歳です。私はどうしても授かりたい!と思ってます。
次もう一度採卵をしてPGT-Aを行う予定ですが、この先の治療法として他に何かアドバイス欲しいです。
ERA検査もあるとは聞いてますが、そちらもやってみた方がよいですか?
最近の採卵で5~7つ取れ、そのあと胚盤胞までは3~4つくらいという状況です。
目次
相談内容や検査データを見て、 どのような印象をもたれましたか?
2人目を望まれるようになってからなかなか結果が出ず、時間も過ぎてしまい、ご心配なことと思います。
今後の治療についてアドバイスをお願いします。
良好胚の移植既往がありますので、移植のタイミングについては精査する価値はあると思います。ERA検査を検討されてはいかがでしょうか。
また、質問さている中で「子宮内検査を実施、荒れていた」とありましたが、 詳細がよくわかりません。子宮内フローラや慢性子宮内膜炎の検査で受けていないものや、実施してから一定期間を過ぎたものがあれば、再検査を検討されても いいかもしれません。
二人目不妊でなかなか結果が出ない理由として、 どのようなことが考えられますか?
いわゆる「着床の窓」 と移植のタイミングのずれや子宮内環境の問題、そして残念ながら年齢的な要素も実際問題としては考えられるので はないでしょうか。
そのほか、甲状腺機能や他のホルモン異常なども検査既往がないよう ならば検討されてみることをお勧めします。
相談者さんの場合、 ERA検査を受けたほうが良いと思われますか?
受けたほうがいいと思います。
その他、アドバイスがあればお願いします。
主治医の先生と十分にコミュニケーションをとって、