【Q&A】仕事と着床率の関係~山下先生

不妊治療にストレスを感じる方も多いはず。

そして、ストレスは治療によくないとも聞いたりします。

仕事と治療の関係を、山下先生にお聞きしました。

 

山下レディースクリニック山下正紀先生

1980年、奈良県立医科大学を卒業後、京都大学産婦人科に入局。舞鶴市民病院産婦人科の医長として同院の生殖医療を確立後、神戸中央市民病院で産婦人科医長、体外受精チーフとして数多くの患者さんの治療にあたる。1997年、神戸三宮に山下レディースクリニックを開設。一般不妊治療から高度生殖医療にわたる初診から妊娠成立までを一人で担当し、妊娠したカップルは10000組を超える。キッズルームを併設し、2人目不妊にも対応している。

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

たからさん(43歳)

友人から「仕事を辞めたら妊娠した」と聞きました。
来月、胚移植をするにあたり、仕事は辞めるべきでしょうか?
現在看護師の仕事で夜勤もしながらの不妊治療中です。
夜勤はホルモンバランスが崩れやすくなり、着床の妨げになるのでしょうか?
ご助言よろしくお願いします。

仕事を辞められたお友達が妊娠されたことを聞かれて心が揺れておられるとのこと。

仕事を辞めれば確実に妊娠につながるのであればよろしいのですが、残念ながら必ずしもそうではないと思います。

確かに夜勤のある看護師さんのお仕事は心身ともにきついものがあることは十分に理解しております。

その上でやはり仕事と治療の両立の道を考えられるのがいいように思います。私のところに通院していただいている方にもそのように申し上げております。

出来るだけ治療がスムーズに進むように職場の方にも伝えられ、また治療施設にも事情を話されて相談されたらと思います。

頑張ってください。

>全記事、不妊治療専門医による医師監修

全記事、不妊治療専門医による医師監修

不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。本サイトの全ての記事は医師監修です。