妊活中は、初めて聞くお薬と遭遇することが多くありませんか?
摂取する、服用するタイミングがハッキリしないような気がして、効き目に影響が出ないかと心配になることも…
今回は、 ワンクリノン膣ゲルのタイミングについて浅田先生にお聞きしました。
浅田レディースクリニック 浅田 義正 先生 名古屋大学医学部卒業。1993 年、米国初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精を研究。帰国後、日本初の精巣精子を用いた顕微授精による妊娠例を報告。現在、愛知県の名古屋駅前、勝川、東京・品川にクリニックを開院。著書に『不妊治療を考えたら読む本』(講談社)など多数。
はるさん(25歳)
5日目の胚盤胞を来週の水曜14時に移植する予定でいます。
ワンクリノン膣ゲルと言う黄体ホルモンの薬が出ました。
朝、仕事いく8時ちょっと前に使ってますが ネットみると移植する120時間まえに使うのが良いらしく昼にワンクリノン入れた方がいいと ネットでみました。
ワンクリノンは時間指定あるのでしょうか。
通ってるクリニックの先生に聞いたところ 1日1回あいた時間にいれていいからと言われました。
凍結融解胚移植において、最も大事なことは、黄体ホルモンの使い始めから内膜が増殖期から分泌期へと変わりますが、その時間と卵の発育が同期することです。
そのため、使い始めるときだけは厳密に時間を考えた方がよいと思います。ワンクリノン膣ゲルはプロゲステロンのゲルで、薬剤の半減期が短い(薬の効果が短い)ため、膣内へ多量に投与することになります。1回投与した後は多少時間のずれがあっても構いませんが、使い始めだけは、時間通りに使用することが必要です。
ちなみに私は、ゲルや腟剤は使っていません。ロングアクティング(薬の効果が長い)の経口剤である、ルトラールだけできちんと妊娠率が得られていますし、その方が使用も快適で、価格も抑えられてよい、と思っています。