AIHで処方されるクロミッドについて ~園田桃代先生

排卵しているのにクロミッドは飲む必要があるの?AIHでの素朴なギモンに園田桃代ARTクリニック 園田桃代先生がお答えします!

園田桃代ARTクリニック 園田桃代 先生 1995年 佐賀大学医学部卒業後、福岡大学医学部産婦人科学教室入局。1998年 福岡大学医学部大学院、2002年 福岡大学医学部付属病院 不妊内分泌グループを経て、2005年 IVFなんば・大阪クリニック勤務。2010年 園田桃代ARTクリニック開設。プレチェック外来から、一般不妊治療、体外受精などトータルな医療体制で、明るく前向きな「仕事と妊活の両立」をサポートする。

椿さん(28歳)今私はAIHを行っています。 

以前通っていたクリニックでは3回行いましたが、そのときは排卵まではエコーのみで確認し、処置 後はデュファストンを服用していました。 

今年に入ってからクリニックを変更し、1度AIHを行いましたが、その時初めてクロミッドを処方されま した。 

説明も聞いたのですが、それでもクロミッドを飲んだ方が良いのかがわかりません。 私はもともと生理周期も28から30日で一定しており、排卵もしております。卵胞が小さすぎることや内 膜が薄すぎることもこれまでなく、特に問題がなかったのですが、それでもクロミッドは飲んだ方がよ いのでしょうか。 

今のクリニックに通ってから言われたのですが、PCO気味らしく、副作用の方も気になります。 現時点では男性不妊で原因を考えているので、クロミッドを飲まずに自然排卵でAIHを行い、デュファ ストンは服用する形式ではいけないのでしょうか?

 

AIHにおける妊娠成立のための施行回数は5~6回が限界と言われています。

その回数までに妊娠しない場合は、AIHでの妊娠は困難と判断し、体外受精へ治療はステップアップしします。

また排卵誘発剤を使用したAIHは妊娠率が向上するという報告もあります。

このことより、椿さんの有効なAIH回数はあと2~3回となり、その残りのAIHの確率を上げるためにクロミッドを使用することは妥当かと判断します。

ただし、排卵誘発剤使用による多胎のリスクも出てくることより、より注意しながら、エコーでの卵胞モニターが必要になります。

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不妊治療に関するドクターの見解を取材してきました。