ともさん(37歳)が一人目の息子さんを出産したのは、31歳の時でした。当時は検査の必要もなく、驚くほどスムーズに自然妊娠で授かったといいます。それから2年後、「そろそろ兄弟を」と二人目の妊活をスタートさせたのは2021年のことでした。
一人目を自然妊娠で授かったからこそ陥った「二人目不妊」という暗闇
「一人目がすぐだったので、まさか自分が不妊に悩むとは思ってもいませんでした」。
自己流のタイミング法を半年、近所の婦人科での排卵チェックを半年試みるも結果は出ず。ちょうどその頃、夫の海外赴任が決まったことを機に、ともさんは実家のある地元へ戻り、不妊治療専門クリニックへの通院を決意します。そこで告げられたのは、AMH(抗ミュラー管ホルモン)0.9という、年齢に対して低い数値でした。
2022年10月から体外受精にステップアップし、高刺激法で採卵。凍結胚はできるものの、保険適用内での移植を5回繰り返しても、かすかな着床反応が出るだけで継続には至りませんでした。
転居先で突きつけられた衝撃の事実。「均衡型相互転座」が教えてくれたこと
夫の帰国に伴い関東圏へ転居したともさんは、心機一転、自然周期を主とするクリニックへ転院します。そこでのAMH値は0.118まで低下していました。保険適用の最後となる6回目の移植も実らず、医師から自費診療でのPGT-A(着床前胚染色体異数性検査)を提案されます。
その前段階として受けた夫婦の染色体検査で、予期せぬ事実が判明しました。「均衡型相互転座」があることが分かったのです。
「今まで受けてきた検査ではすべて異常なしだったので、本当にまさかという気持ちでした。でも、なぜこれほどまでに結果が出なかったのか、その理由がようやく腑に落ちた瞬間でもありました」。
染色体の構造に変化がある場合、正常な胚盤胞が得られる確率は低くなります。自費診療という経済的なリミット、そして「10個の胚盤胞に対して正常胚は1個あるかどうか」という厳しい現実を前に、夫婦で話し合いを重ねました。出した結論は、「やれるだけのことをやって、後悔なく終わりたい」という強い意志でした。

※写真はイメージです
贅沢な悩みと自分を責めないでカウンセリングが救ってくれた心
治療が長期化するなかで、ともさんを苦しめていたのは「一人いるのだから、これ以上の悩みは贅沢なのではないか」という自責の念でした 。周囲からの「兄弟はまだ?」という言葉に傷つきながらも、吐き出す場所がない日々。
そんな彼女を救ったのが、ジネコの心理カウンセリングでした。
「カウンセラーの方に『一人目も二人目も関係ない。頑張っている結果を求めるのは当たり前のこと』と言っていただけて、初めて自分の頑張りを認められた気がしました。そこから、張り詰めていた気持ちがふっと楽になったんです」。
心の安定を取り戻し挑んだ自費診療での採卵。4個採れた卵のうち、PGT-SR(着床前胚染色体構造異常検査)を通過した正常胚が1つだけ見つかりました。その唯一の希望を移植し、ともさんは現在、待望の第二子を授かっています。
「不妊治療を通じて、健康に生まれてきてくれることの尊さを改めて実感しました。今、二人目不妊で悩んでいる方も、自分を大切に、時には休みながら、自分の気持ちをどこかに吐き出す機会を持ってほしいと思います」。
| ともさんの「ジネコ」活用方法 地元のクリニックの待合室でフリーマガジンを手にしたのが出会い。専門用語の勉強や、他の方の体験談を心の支えにしていました。 特に無料カウンセリングは「もっと早く使えばよかった」と思うほど、前向きに治療に取り組むきっかけになったそうです。また、サプリメントの見直しサービスも利用し、自身の体質に合わせた栄養摂取を心がけていました。 |