【Q&A】刺激方法、このままでいい?~佐藤幸保先生【医師監修】

erikoさん(41歳)

刺激方法の相談及び転院するべきかの相談です。
生理2日目より点鼻薬を開始し、3日目よりレコベル72μg開始して6日実施後、36μg3日施行、オビドレル使用して採卵しました。
採卵数は2回とも15個程ありますが、胚盤胞は1個しかできません。
刺激方法が私に最適なのか、ご教示お願いします。

ハシイ産婦人科の佐藤幸保先生に伺いました。

【医師監修】ハシイ産婦人科 佐藤幸保 先生
京都大学医学部附属病院および高松赤十字病院で体外受精など生殖医療を担当。患者さんそれぞれのニーズに応じて、個別化した不妊診療を提供することをモットーにしている。
資格:産婦人科専門医、生殖医療専門医、周産期専門医・臨床遺伝専門医

※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

現在の刺激方法がerikoさんに最適か、先生のご意見をお聞かせください。

刺激方法としては、できるだけ多くの卵子を採取できる方法が勧められます。これまで1回あたり15個も採卵できていますので、最適かどうかはわかりませんが、刺激方法はこのままでいいでしょう。

採卵数に対して胚盤胞が少ない原因について、考えられる要因を教えてください。

加齢にともない卵子の質は低下し、41歳女性の卵巣にある卵子のうち妊娠につながりうるのは10個に1個くらいと見積もられます。15個採卵して胚盤胞が1-2個しか得られないのはそのためでしょう。

刺激方法の変更が必要な場合、先生でしたらどのような方法を提案されますか?

変更の必要はないと考えます。

レコベルの投与量や期間について、改善の余地はあるでしょうか?

未熟な卵子が多く採取されているのであれば、投与量の増量や投与期間の延長を試してもよいかもしれません。

現在の治療を続けるべきか、転院を検討すべきかアドバイスをお願いします。

残念ながら流産に終わってはいますが、妊娠はできていますので、治療の方向性としては間違っていません。もう少し現在の治療を続けたらよいと思います。転院しても治療方針はほとんど変わらないでしょう。PGT-Aで染色体正常が確認された胚盤胞を移植し、移植後早期から抗リン脂質抗体症候群の治療(バイアスピリン内服+ヘパリン自己注)を開始するのがよいでしょう。
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