【Q&A】移植するのはホルモン調整周期?排卵周期?中村先生

よっしーさん(33歳)  
今回初めての体外受精予定です。
エストラナテープとジュリナを服用し、D16に通院。
「内膜は問題なしだけどホルモン値が不足しており、再度D23に通院を」と指示がありました。
問題なければ、D29-31ぐらいに移植予定です。

しかし、D20-25ぐらいが移植に適しているとネットで見ました。
「遅すぎると妊娠率が下がる」と書いていましたが、問題ないのでしょうか?
また、ホルモン値とは何のことなのか、教えていただきたいです。

なかむらアートクリニックの中村先生に聞いてみました。

なかむらアートクリニック 中村拓実 先生
札幌医科大学卒業後、同大学産婦人科教室入局。その後木場公園クリニック、みなとみらい夢クリニックを経て2015年になかむらアートクリニックを開設。患者さんの立場になって、治療について親切にわかりやすい説明を行い、こまめにコミュニケーションを取れる環境づくりを心がけている。納得して治療を受けられる」「安心できるから治療中リラックスできる」と、多くの患者さんからの信頼も厚い。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
エストラーナテープとジュリナはエストロゲン製剤です。エストロゲン製剤の投与によりエストロゲン値が上昇し、それに伴って子宮内膜の肥厚が確認できたら移植日が決まります。エストロゲン値が目標値に達していない場合等で投与量を増やしたり、投与期間を延ばすこともありますが、多少の日程の遅延は影響ないと思います。
当院では、ホルモン調整周期を選択する方は少数で、排卵周期に移植する方が大多数です。排卵日が遅くなるに伴い、移植周期も遅くなりますが、(ホルモン調整周期とは条件が異なりますが)少々の遅延での影響はない印象です。
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