【Q&A】2人目妊活について~高橋敬一先生【医師監修】

わたくしさん(28歳)

2023年5月に在胎40週で自然分娩にて出産しています。産後2ヶ月で生理が再開し、今年8月まで授乳をしておりました。
現在、2人目妊活に励んでおりますが、まもなく半年が経とうとしています。
今年6月に初めて23日周期の頻発月経を経験し(当時は1日3-4回の授乳中でした)、2人目妊活について考えていたのでその後すぐ基礎体温の計測を実施しました。
この頃から排卵日前のおりものに変化があり、これまでは排卵2日ほど前から卵白様のよく伸びるおりものだったのが、排卵直前に粘液の塊のようなゼリー状のあまり伸びないおりものが出るだけとなっています。また、基礎体温についても、高温期の陥落が毎月起こっておりました。
今年8月に卒乳をし、満を辞して9月から不妊専門クリニックに通っています。
夫の精液検査もやや総量は劣るものの、運動率も良くそんなに問題ではないとのことで現在はタイミング法を実施しております。
1人目は自己流タイミングで1周期できてくれたので、2人目に時間がかかりはじめて不安を感じています。授乳期間を過ぎ、採血の結果などからホルモンバランスについては安定していると見ても良いのでしょうか?
また、排卵日のおりものについて、ホルモンがしっかり機能しているのかも心配です。黄体ホルモンも基準値以上ではありますが、やや低いのかなとも思っていますがどうなのでしょうか。
問題がない程度だとできることがないことも承知していますが、これからするべき検査などをご教授していただけたら幸いです。

高橋敬一先生にお伺いしました。

【医師監修】高橋ウイメンズクリニック 高橋 敬一 先生
金沢大学医学部卒業。国立病院医療センター(現・国立国際医療研究センター)、虎の門病院を経て米国ワシントン大学に留学。1996年虎の門病院に復帰した後、1999年千葉市に不妊治療専門『高橋ウイメンズクリニック』を開院。2014年ベストドクター認定(ベストドクターズ社)。2022年10月に開院から累計で妊娠2万例を達成する。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください

ホルモン採血結果からはホルモンバランスは問題ないと思います。排卵日のおりものの変化は、問題はないでしょう。黄体ホルモンも正常範囲です。基礎体温での高温期の陥落は測り方の影響も大きく、陥落は気にしないでよいですよ。

女性の不妊原因で最も多いのは卵管因子です。子宮卵管造影検査は受けていないようなので、まずはこの検査を受けてみてはいかがでしょうか。それ以外では、子宮鏡、ビタミンDもお勧めいたします。

性交渉は多ければ多い程よいのですが、十分な回数は持てていますか?
精液検査で精子の状態が思わしくない場合には人工授精も考えられると思いますよ。

>全記事、不妊治療専門医による医師監修

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