ねこさん(41歳)
現在イタリアに在住しています。
2023年11月に自己流タイミング法で妊娠しましたが、8週目で心拍が確認できず流産判定をされました。原因は特に説明されませんでした。その3ヶ月後からまた排卵検査薬を使ったり、基礎体温を測り、自己流タイミング法で妊活を始めましたが、なかなか妊娠できません。
現在41才で1型糖尿病です。流産した原因や不妊の原因は、持病の1型糖尿病のせいなのでしょうか?
高血糖や低血糖があると流産や不妊の原因になりますか?妊娠、流産した時のヘモグロビンA1cは6.9 %でした。
7月にイタリアの不妊治療科を受診して、指定された血液検査や子宮頚がんテストを受けてマイコプラズマ性病が検出されました。不妊治療を受けられるのは性病が治ってからとの事で、現在は抗生物質を飲み、次回の診察を待っている状態です。
2023年11月に自己流タイミング法で妊娠しましたが、8週目で心拍が確認できず流産判定をされました。原因は特に説明されませんでした。その3ヶ月後からまた排卵検査薬を使ったり、基礎体温を測り、自己流タイミング法で妊活を始めましたが、なかなか妊娠できません。
現在41才で1型糖尿病です。流産した原因や不妊の原因は、持病の1型糖尿病のせいなのでしょうか?
高血糖や低血糖があると流産や不妊の原因になりますか?妊娠、流産した時のヘモグロビンA1cは6.9 %でした。
7月にイタリアの不妊治療科を受診して、指定された血液検査や子宮頚がんテストを受けてマイコプラズマ性病が検出されました。不妊治療を受けられるのは性病が治ってからとの事で、現在は抗生物質を飲み、次回の診察を待っている状態です。
高橋敬一先生にお伺いしました。
【医師監修】高橋ウイメンズクリニック 高橋 敬一 先生
金沢大学医学部卒業。国立病院医療センター(現・国立国際医療研究センター)、虎の門病院を経て米国ワシントン大学に留学。1996年虎の門病院に復帰した後、1999年千葉市に不妊治療専門『高橋ウイメンズクリニック』を開院。2014年ベストドクター認定(ベストドクターズ社)。2022年10月に開院から累計で妊娠2万例を達成する。
金沢大学医学部卒業。国立病院医療センター(現・国立国際医療研究センター)、虎の門病院を経て米国ワシントン大学に留学。1996年虎の門病院に復帰した後、1999年千葉市に不妊治療専門『高橋ウイメンズクリニック』を開院。2014年ベストドクター認定(ベストドクターズ社)。2022年10月に開院から累計で妊娠2万例を達成する。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
初期流産の原因は、2/3が胚の染色体異常です。
今回検査はしていないようなので、考え方としては、偶然おきた染色体異常の可能性が最も高いと推測されます。
HbA1cが6.9%と妊娠許容範囲ですので、糖尿病が流産や不妊症の原因である可能性は高くはありません。不妊症や流産の原因として、1型糖尿病よりも、年齢が最も問題です。不妊治療を考えるならば、すぐに体外受精をお勧めいたします。
年齢的には、1か月(1回の排卵)での自然妊娠の可能性は2~3%、人工授精では3~4%程度の目安です。体外受精では20~30%程度でしょう。また、妊娠しても、流産の可能性は40~50%程度なのです。
マイコプラズマ性病は1回の治療でほとんど治りますので、治療を受けたらすぐに不妊治療を開始することを強くお勧めいたします。なお、1型糖尿病ではインスリンを使用してコントロールできているようですが、体重はもう少し痩せる方が良いので、炭水化物を控えてタンパク質をしっかりとりつつ、インスリンの量は減量できる方が良いでしょう。最も気にかけることは年齢であり、不妊治療を急ぐことが最も大切だと思いますよ。