Aさん(37歳)
今後2個移植をするか不育症の検査をするかどちらがよいでしょうか。
保険で移植できる回数が残り3回なので、確実に行きたい気持ちと年齢的に焦っているので、どちらを選択するべきか悩んでいます。
広島HARTクリニックの向田哲規先生に伺いました。
【医師監修】広島HARTクリニック 向田 哲規 先生
高知医科大学卒業。同大学婦人科医局に入り、不妊治療・体外受精を専門 にするため、1988年アメリカ・マイアミ大学生殖医療体外受精プログラムに在 籍。1990年から5年間NY・NJ州のダイヤモンド不妊センター在籍後、1995年 広島HARTクリニックに勤務し、現在院長として臨床に従事。
高知医科大学卒業。同大学婦人科医局に入り、不妊治療・体外受精を専門 にするため、1988年アメリカ・マイアミ大学生殖医療体外受精プログラムに在 籍。1990年から5年間NY・NJ州のダイヤモンド不妊センター在籍後、1995年 広島HARTクリニックに勤務し、現在院長として臨床に従事。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。
37歳で、流産が2回ありますのでその流産の原因は、受精卵の染色体異常が1番であり、その次は免疫系などを含めた不育症因子、その次が子宮環境、その他と思われます。
これらの解決のためには、確率を高めるために2個移植を行い、その前に、NK細胞活性、Th1/Th2の値や比をチェックし、もし可能ならAPS症候群の血液検査も含めて行い、HeparinやSteroidの必要性の有無も確認するのが最適です。2個移植は必要と思います。