相談者 :りこさん(37歳)
卵管水腫と癒着があるため、腹腔鏡手術をすすめられました。着床はしているものの、心拍確認後に流産してしまいます。手術のメリットとデメリットについて教えてください。
卵管水腫と癒着があるため、腹腔鏡手術をすすめられました。着床はしているものの、心拍確認後に流産してしまいます。手術のメリットとデメリットについて教えてください。
福井ウィメンズクリニック 福井 敬介 先生
日本大学医学部卒業。卒業と同時に愛媛大学産科婦人科に入局。愛媛大学 大学院医学専攻科修了。2000年愛媛大学産科婦人科学助教授。2001年、「高度な生殖医療をより身近な医療として不妊カップルに提供したい」と福井 ウィメンズクリニックを開設する。
日本大学医学部卒業。卒業と同時に愛媛大学産科婦人科に入局。愛媛大学 大学院医学専攻科修了。2000年愛媛大学産科婦人科学助教授。2001年、「高度な生殖医療をより身近な医療として不妊カップルに提供したい」と福井 ウィメンズクリニックを開設する。
福井先生●卵管水腫と癒着がある場合、腹腔鏡手術をすすめる理由は着床障害を避けるためです。卵管水腫があると、体外受精でも着床率が半分に低下することが知られています。そのため、卵管を切除することで着床率を向上させることができます。ただし、流産の原因として卵管水腫が直接関与しているとは限りません。手術にはリスクが伴います。治療方針を決める際は、詳細な検査やほかの流産原因を排除することが必要です。年齢や妊娠希望のタイミ ングを考慮し、自然妊娠を目指すならば手術を検討する価値はあります。最終的には専門医と相談し、 ご自身の状況に最適な選択をすることが重要です。
動画で解説!
「流産は卵管水腫が原因ですか?」
「自然妊娠を目指す治療法は?」