【Q&A】保険で最後の移植、どの刺激法にするか悩んでいます~田中温先生【医師監修】

みーさん(42歳)
2人目を希望し、38歳で治療開始しました。
保険が使える期限が今年6月まで、かつ残り1回と迫る中、グレードの低い胚盤胞または初期胚を移植するべきか、最後まで良好胚盤胞を目指すか悩んでいます。
また、高刺激、低刺激と様々やってきましたが、結果に結び付いておらず、ラストスパートはどの刺激方法でやっていくべきか、悩んでいます(最近はショート法では採卵数4~6個、クロミッド低刺激法では採卵数1~3個)。

田中先生に、お話しを聞いてきました

セントマザー産婦人科医院 田中 温 先生 順天堂大学医学部卒業。膨大な数の研究と実験は毎日深夜にまで及び、1985年、ついに日本初のギフト法による男児が誕生。1990年、セントマザー産婦人科医院を開院。現在も研究と実験に精力的に取り組んでいる。日本受精着床学会副理事長。順天堂大学医学部客員教授。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

質問にお答えします。

保険で治療するのであれば、できた胚盤胞のうち年齢が42歳ですので正常な染色体の率は2割を切りますから、5~6個全部入れることでしょう。そして保険が終わりましたら、ただちに着床前診断に入ることをおすすめします。

他の内膜の着床などのことはあまり効果がないということが世界で報告されています。

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