【Q&A】自然周期での胚移植~向田先生【医師監修】

ねこさん(38歳)

ホルモン補充での移植は経験あるのですが、今回初めて自然周期で移植を行う予定です。
なかなか排卵しないようで移植出来ないのですが、自然周期での移植の場合、およそ前回䛾生理から何日後くらいで移植になる䛾でしょうか?
前回生理2023/12/24
2回前2023/11/18
3回前2023/10/12
4回前2023/9/7
5回目より前のホルモン補充で移植していたため、月初付近に毎月生理が来ていましたが、
それをやめてからはだんだん予測より生理が1週間ずつ遅れてきています。
なかなか排卵しないため今月中旬に3回hmg注射を病院で打ちました。
果たして月末頃に移植出来るものなのでしょうか。

広島HARTクリニックの向田哲規先生に伺いました。

【医師監修】広ク 向田哲 先生 高知医科大学卒業。同大学婦人科医局に入り、不妊治療・体外受精を専門 にするため、1988年アメリカ・マイアミ大学生殖医療体外受精プログラムに在 籍。1990年から5年間NY・NJ州のダイヤモンド不妊センター在籍後、1995年 広島HARTクリニックに勤務し、現在院長として臨床に従事。
※お寄せいただいた質問への回答は、医師のご厚意によりお返事いただいているものです。また、質問者から寄せられた限りある情報の中でご回答いただいている為、実際のケースを完全に把握できておりません。従って、正確な回答が必要な場合は、実際の問診等が必要となることをご理解ください。

凍結融解移植の内膜作成には、排卵に合わせて行う排卵周期の内膜作成移植と外因性ホルモン剤の投与による内膜作成があります。

生理周期が定期的にある症例は、前者のほうが適切で、薬剤投与量も少なくまたほとんどなく産科合併症(妊娠高血圧、癒着胎盤、それによる大量出血)も少ないので、広島HARTクリニックでは、まず排卵周期の融解移植を第1選択にしています。

そして、全くの自然周期にするのではなく、クロミッドやフェマーラを内服し、1回から2回程度hMG/FSH製剤を75単位程度少量投与して適切な14日目付近の排卵を起こすようにします。

ですので、生理開始から排卵が14-16日目、その5日後の移植なので19-21日目に適切に移植できるはずです。

両方の移植方法に妊娠率の差はありません。妊娠率の差は移植する胚の形態的評価、質に影響されます。

 

外因性ホルモン剤投与による内膜作成は来院回数が少なく予定が立てやすいから施行されている症例が多いと思われます。

しかし、子宮内膜症子宮筋腫対策を行うためにリュープリン投与等を行った症例の後の移植はHRT周期の融解移植になる状況はあります。

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